デザインスタイル辞典

作例そのものから書いた、デザイン様式の辞典。

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用語776

用語辞典

スタイル名でも、作りたいものでも検索できます。 名称一致を最優先し、その上で用途・印象・媒体から近い候補を足します。

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Metalheart — AI生成の解釈イメージ
AI解釈イメージ(参考作品ではない)

Metalheart

メタルハート / 1995–2004 / スタイル / UI表現

3Dソフト初期のクローム、液体金属、攻撃的なベベルとレンズフレアで組んだ世紀末のデジタル様式。テクノとSFの図像を纏い、Y2K前後のレイヴフライヤーとゲーム誌を支配した。

液体金属のクローム / 攻撃的なベベル / レンズフレア / テクノ・SFのタイポグラフィ

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Surrealism — Max Ernst《ハバクク》デュッセルドルフ — Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0 · © Hans Peter Schaefer

Surrealism

シュルレアリスム / 1924–1950s / スタイル / 前衛

夢と無意識の論理で現実の物同士を異常に出会わせる運動。デペイズマン(置き違え)の手法は絵画から写真・映画・広告へ広がり、視覚表現の「ありえない隣接」の文法になった。

デペイズマン / 夢の遠近法 / 物体の変容 / 精密描写と不条理の同居

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Soviet Film Poster — 『戦艦ポチョムキン』ポスター 1925年 — Wikimedia Commons / Public domain

Soviet Film Poster

ソ連映画ポスター / 1924–1932 / スタイル / 地域別グラフィック

ステンベルク兄弟らが石版で組み立てた革命期の映画ポスター。フォトモンタージュ的な顔の拡大、斜行する文字、遠近の暴力的な誇張が、映画の運動感を一枚の紙面へ翻訳した。

拡大された顔 / 斜行するレタリング / 誇張された遠近 / 石版の平面色

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Atelier Populaire — 『闘いは続く』1968(CC0)

Atelier Populaire

アトリエ・ポピュレール / May–June 1968 / スタイル / 社会運動と版画

パリ五月革命で占拠された美術学校の版画工房。一色シルクスクリーン、単純図形、断言するスローガンのポスターを毎夜量産し、匿名・非売・街頭掲示の原則が抗議グラフィックの原型になった。

一色シルクスクリーン / 単純化された図形 / 断言のスローガン / 匿名と量産

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Devětsil — カレル・タイゲ《旅からの挨拶》1923 — Wikimedia Commons / Public domain

Devětsil

デヴィェトシル / 1920–1931 / スタイル / 出版と編集

チェコの前衛集団。タイゲが提唱した「ピクチャー・ポエム」と装丁術は、写真・活字・記号を詩として組む構成主義の抒情版で、戦間期プラハを書物デザインの実験場に変えた。

ピクチャー・ポエム / 写真と活字の合成 / 幾何学の抒情的使用 / 装丁の構成主義

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Golden Age Travel Poster — PLM『ネフタのオアシス』1925 — Wikimedia Commons / Public domain

Golden Age Travel Poster

旅行ポスターの黄金期 / 1890s–1930s / スタイル / 広告ポスター

鉄道と船舶会社が競った石版の観光ポスター。目的地を理想化した風景画、装飾的レタリング、路線名の誇りが、旅そのものを欲望の画像として発明した。

理想化された風景 / 石版の平面的彩色 / 装飾レタリング / 鉄道・船社のロゴ

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Pulp Magazine Cover — 『Weird Tales』1930年8月号 — Wikimedia Commons / Public domain

Pulp Magazine Cover

パルプ雑誌の表紙 / 1920s–1950s / スタイル / 出版と編集

安価なパルプ紙の小説誌が競った扇情的表紙。油彩の劇画的描写、危機の瞬間、叫ぶロゴタイプが、SF・ホラー・犯罪小説の視覚言語を鋳造し、後のペーパーバックとコミックに流れ込んだ。

油彩の劇画的描写 / 危機の瞬間の切り取り / 叫ぶロゴタイプ / 原色の扇情

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Penguin Cover System — ペンギン・ブックス《The Tanker Derbent》1944年 — Wikimedia Commons / Public domain

Penguin Cover System

ペンギン・ブックスの表紙 / 1935– / スタイル / 出版と編集

色帯三分割の初代表紙から、チヒョルトの組版規則、マーバーの罫線グリッドまで、ペンギンは「装丁を設計システムにする」ことを繰り返し発明し、ペーパーバックを近代デザインの教科書にした。

色帯による分類 / 組版規則の徹底 / マーバー・グリッド / シリーズとしての一貫性

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Festival of Britain Style — スカイロン 1951(CC BY-SA 4.0) · © Heresy0uk

Festival of Britain Style

フェスティバル様式 / 1951–1950s / スタイル / 公共デザイン

1951年英国祭の会場から広がった戦後英国の明るいモダニズム。細い脚、分子模様、軽やかなスクリプト書体が、耐乏生活の後の楽観を国家的な視覚言語にした。

細い脚と軽い構造 / 分子・結晶の文様 / 軽やかなスクリプト / 祝祭の色彩

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Corporate Modernism — ポール・ランド《IBM ロゴ 8本ストライプ》1972年 — Wikimedia Commons / Public domain

Corporate Modernism

企業モダニズム / 1950s–1970s / スタイル / 現代ブランド

ランドやチャマイエフらが確立したCIの黄金期。幾何学ロゴ、グリッドのデザインマニュアル、一貫適用の規律が、企業を近代主義の抽象言語で語る存在に変えた。

幾何学の抽象ロゴ / デザインマニュアル / グリッドの適用規律 / 単色の力強さ

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ITC Style — ITC Avant Garde and Avant Garde Nouveau — contemporary type specimen by Esinconis, 2023 — Wikimedia Commons / CC0

ITC Style

ITC様式 / 1970s–1980s / スタイル / 書体分類

写植時代のニューヨークが生んだ大きなエックスハイトと詰め組の様式。ルバーリンの概念的タイポグラフィと『U&lc』誌が、文字を絵として演出する時代の顔をつくった。

大きなエックスハイト / タイトな詰め組 / スワッシュと合字の演出 / 文字自体の図像化

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Mexico 68 Identity — メキシコ68エンブレム — Wikimedia Commons / Public domain

Mexico 68 Identity

メキシコ68 / 1966–1968 / スタイル / 公共デザイン

ワイマンらがオリンピックのために設計した、同心線がロゴから会場・ユニフォーム・切手まで波及するアイデンティティ。オプアートと民俗芸術を融合し、都市全体を脈打つ図像で包んだ。

同心線の波及 / オプアート的振動 / 民俗芸術との融合 / 都市規模の展開

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Blue Note Style — リード・マイルス(写真=フランシス・ウルフ)《John Coltrane / Blue Train》1957 — Wikimedia Commons / Public domain

Blue Note Style

ブルーノート・スタイル / 1955–1967 / スタイル / 音楽グラフィック

リード・マイルスがジャズレーベルのために量産した、モノクロ写真・二色刷・大胆にトリミングされた文字のジャケット様式。制約の中の即興が、ジャズそのもののグラフィック翻訳になった。

粒子の粗いモノクロ写真 / 二色刷の経済 / 大胆なトリミング / 文字の即興的レイアウト

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Factory Records Style — ピーター・サヴィル《Power, Corruption & Lies》1983 — Wikimedia Commons / Public domain

Factory Records Style

ファクトリー・レコーズ / 1978–1992 / スタイル / 音楽グラフィック

サヴィルがマンチェスターのレーベルで実践した、音楽の説明を拒む引用と抑制のジャケット。産業色見本、古典絵画、波形図の転用が、ポストパンクの知的な虚無を様式化した。

説明の拒否 / 異分野図版の転用 / 抑制されたタイポグラフィ / カタログ番号の制度化

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Angura Poster — AI生成の解釈イメージ
AI解釈イメージ(参考作品ではない)

Angura Poster

アングラ演劇ポスター / 1965–1975 / スタイル / 地域別グラフィック

横尾忠則らが状況劇場・天井桟敷のために刷った日本のアンダーグラウンド様式。浮世絵・キッチュ・サイケデリアを衝突させる過剰が、近代主義への造反として世界に発見された。

浮世絵とキッチュの衝突 / 蛍光色とシルクスクリーン / 旭日と昭和図像の転用 / 過剰の美学

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City Pop Illustration — AI生成の解釈イメージ
AI解釈イメージ(参考作品ではない)

City Pop Illustration

シティポップのイラスト / 1979–1989 / 2010s revival / スタイル / 音楽グラフィック

永井博や鈴木英人がレコードジャケットに描いた、雲ひとつない空とプール、ヤシと水平線の都会的リゾート。バブル前夜の憧れの風景が、ヴェイパーウェイヴ経由で世界の共有図像になった。

雲のない青空とプール / ヤシと水平線 / 平面的なエアブラシ調 / 人物の不在

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ACT UP Graphics — SILENCE=DEATH バッジ — Wikimedia Commons / Public domain

ACT UP Graphics

ACT UPのグラフィック / 1987–1990s / スタイル / 社会運動と版画

エイズ危機に対する直接行動団体の視覚戦略。「SILENCE=DEATH」のピンク三角形、広告の文法を奪用した明快さ、複製自由の原則が、アクティビズムのグラフィックを広告と同じ強度に鍛えた。

ピンク三角形の反転使用 / 広告文法の奪用 / 宣言型タイポグラフィ / 複製自由の配布

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Airbrush Illustration — Fabiosaurusrex《エアブラシによるイラストレーション(Ford広告)》2016年 — Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

Airbrush Illustration

エアブラシ・イラストレーション / 1970s–1980s / 技法 / イラストレーション様式

圧縮空気の霧が生む継ぎ目のないグラデーションで、クロームの反射、濡れた光沢、理想化された肌を描いた商業イラストの黄金期。デジタル以前の「完璧な表面」の代名詞。

継ぎ目のないグラデーション / クロームと反射 / ハイライトの星 / 理想化された滑らかさ

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Isometric Pixel Art — ペテルソン・フレイタス《クリチバ》2004年 — Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0 · © Propeterson

Isometric Pixel Art

アイソメトリック・ピクセルアート / 1994– / スタイル / デジタル画像技法

消失点のない斜め俯瞰でドット絵の都市を無限に増殖させる様式。eBoyの「ピクソラマ」が確立し、ゲームの等角投影を紙面・広告のグラフィック言語へ輸出した。

等角投影の俯瞰 / 消失点の不在 / モジュール化された建物 / 画面を埋める密度

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Cracktro — Jovis《Atari ST デモシーンのピクセルアート集》1989〜1994年 — Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0 · © Dpla-fr

Cracktro

クラックトロ / 1980s-1990s / スタイル / デジタル芸術

割ったソフトの先頭に付けた、集団の名刺代わりの短い画面。大きなグループ名と走り続ける横スクロールの文字と仲間への挨拶の列が、家庭用コンピュータの画面を見せ場に変えた。

画面を横切って流れ続ける文字 / 背景を走る色の帯 / 画面中央に据えた大きなグループ名 / 仲間の名を並べた挨拶の列

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Vector Scan Graphics — アタリ《Bradley Trainer》1981 の画面(『Battlezone』の軍用版)— Wikimedia Commons / Public domain

Vector Scan Graphics

ベクタースキャン / 1979–1985 / スタイル / 技術表現

電子ビームで輝線を直接描くベクターモニタのゲーム映像。黒の虚空に浮かぶ発光ワイヤーフレームの緊張感が、初期アーケードの未来像を規定した。

発光するワイヤーフレーム / 黒の虚空 / 均一な輝線 / 幾何学の緊張感

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Flash Era Web Animation — ベネット・フォディ《QWOP》2008 — Wikimedia Commons / CC0

Flash Era Web Animation

Flash黄金期のウェブ / 1998–2010 / スタイル / インターネット美学

ベクターの太い輪郭、トゥイーンの滑らかな変形、実験サイトのカーソル演出。Flashが個人に与えた表現力が、ウェブを一枚のアニメーション作品に変えた10年間の様式。

ベクターの太い輪郭 / トゥイーン変形 / スプラッシュページ / カーソル追従の演出

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LCD Game Graphics — ゲーム&ウオッチ『タートルブリッジ』1982(CC BY-SA 2.0) · © Joe Haupt from USA

LCD Game Graphics

LCDゲームの様式 / 1980–1991 / スタイル / デジタル・レトロ

ゲーム&ウオッチに代表される、固定セグメント液晶のゲーム画面。あらかじめ刻まれたポーズだけで動きを語る「コマの芸術」と、背景印刷との二層構造が独特の画面をつくった。

固定セグメントの人物 / 印刷背景との二層 / コマ送りの動き / 銀色の筐体と十字キー

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ANSI Art (BBS Scene) — ANSIアートの作例 — Wikimedia Commons / Public domain

ANSI Art (BBS Scene)

ANSIアート / 1985–1997 / スタイル / レタリング

BBS時代の16色テキストモードで描かれたログイン画面と集団アートパック。文字ブロックの影付け技法とグループ間の競争文化が、ネット以前の画面装飾の頂点をつくった。

16色テキストモード / ブロック文字の陰影 / アートグループの署名 / ログイン画面の様式

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収録方針

IndexStyleは、デザインの周辺で使われる言葉を何でも載せる一覧ではない。独立項目にするのは、見分けられ、再現でき、近い様式との差を説明できる視覚言語だけ。 収録基準

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