公共デザイン

国や自治体が国民全体に向けて発注した造形が集まる。書体の規格から偽造を防ぐ彫刻まで、公共の必要が形を決めている点で共通する。

辞書情報

  1. WPAポスター 1935–1943 / スタイル

    公共の目的を、簡潔な図像と限られた印刷色で広く力強く伝える。

  2. フェスティバル様式 1951–1950s / スタイル

    1951年英国祭の会場から広がった戦後英国の明るいモダニズム。細い脚、分子模様、軽やかなスクリプト書体が、耐乏生活の後の楽観を国家的な視覚言語にした。

  3. カナディアン・モダン 1960s–1970s / スタイル

    CNロゴ、Expo 67、連邦アイデンティティ計画に結晶した、カナダの公共機関モダニズム。抑制された幾何学と二言語対応のシステム設計が「国家をデザインする」実例になった。

  4. メキシコ68 1966–1968 / スタイル

    ワイマンらがオリンピックのために設計した、同心線がロゴから会場・ユニフォーム・切手まで波及するアイデンティティ。オプアートと民俗芸術を融合し、都市全体を脈打つ図像で包んだ。

  5. 切手のデザイン 1840– / スタイル

    ペニー・ブラック以来、国家の顔を数センチに彫り込む公共デザインの極小形式。凹版彫刻の精密、目打ちと料額の定型、国ごとの図像政策が、最小の紙面に最大の制度を宿す。

  6. 紙幣のギヨシェ 18th century– / 技法

    旋盤彫刻機が生む幾何学的な連続曲線ギヨシェと肖像彫刻で、偽造を拒みながら信用を可視化する紙幣の様式。1896年米国「教育シリーズ」は紙幣を寓意画の傑作に高めた。

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