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Kaiyū Strolling Garden
回遊式庭園 / Edo period– / スタイル / 庭園の様式
園路を歩くごとに景が編集されて現れる大名庭園の形式。池を中心に橋・築山・茶屋を配し、移動そのものを設計する。時間軸を持つ空間デザインの到達点。
歩くと変わる景 / 池泉中心の構成 / 見え隠れの演出 / 名所の縮景
作例そのものから書いた、デザイン様式の辞典。
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| 用語 | 776 |
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回遊式庭園 / Edo period– / スタイル / 庭園の様式
園路を歩くごとに景が編集されて現れる大名庭園の形式。池を中心に橋・築山・茶屋を配し、移動そのものを設計する。時間軸を持つ空間デザインの到達点。
歩くと変わる景 / 池泉中心の構成 / 見え隠れの演出 / 名所の縮景
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露地 / 16th century– / スタイル / 庭園の様式
茶室へ至る径そのものを庭とする形式。飛石・蹲踞・中門が歩速と心持ちを整え、市中に山居をつくる。到着までの時間をデザインする庭。
飛石の歩幅設計 / 蹲踞と手水 / 外露地と内露地の転換 / 市中の山居
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苔庭 / 14th century– / スタイル / 庭園の様式
百余種の苔が地表を覆う西芳寺に代表される、時間と湿度が育てる庭。緑の濃淡だけで構成される面は、手入れと放置の均衡という日本的な美学の実演になっている。
苔の面の濃淡 / 木漏れ日の設計 / 時間が主材料 / 湿度の気配
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借景 / 17th century– / 技法 / 庭園の様式
庭の外の山や森を構図に取り込み、生け垣や樹木で縁取って庭の一部にする技法。所有できない風景を設計に使う、最も大胆なトリミングの思想。
遠景の取り込み / 生け垣による縁取り / 中景の消去 / 外部を含む構図
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イングリッシュ・ランドスケープ・ガーデン / 1720s–1800s / スタイル / 庭園の様式
幾何学を捨て「自然に見える」風景を人工で構築した18世紀英国の革命。うねる芝地、蛇行する湖、点在する神殿。絵画のような眺めを土地ごと造形し、公園の原型になった。
うねる芝地と湖 / 点在する神殿とフォリー / 隠れ柵(ハハ) / 絵画的な眺めの連続
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フランス式整形庭園 / 17th century– / スタイル / 庭園の様式
ル・ノートルがヴェルサイユで完成させた、軸線・対称・遠近法の庭。刈り込みと水面で自然を幾何学に従わせ、権力を空間の秩序として可視化した。
消失点まで走る軸線 / 厳格な左右対称 / 刈込みの幾何学 / 水鏡と大運河
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イタリア式庭園 / 15th–17th century / スタイル / 庭園の様式
斜面をテラスに刻み、階段・水路・噴水で水を演出するルネサンスの庭。ヴィッラ・デステの百噴水は、重力を設計材料にした水のエンジニアリング芸術。
テラス状の斜面 / 水の階段と噴水 / 軸線と彫像 / 眺望の設計
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ペルシャ庭園 / 6th century BC– / スタイル / 庭園の様式
十字の水路で四分割するチャハルバーグ形式の原点。砂漠に水と木陰の楽園を築く設計思想は「パラダイス」の語源となり、イスラム世界からムガルまで庭園の祖型を供給した。
十字水路の四分割 / 水盤と水路の軸 / 壁に囲まれた楽園 / 並木の木陰
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ムガル庭園 / 16th–18th century / スタイル / 庭園の様式
ペルシャのチャハルバーグを大陸規模に展開したムガル朝の庭。水路の段差と白大理石のパヴィリオンが、タージ・マハルやシャーラマール庭園で建築と庭の完全な統合を実現した。
段差のある水路 / 白大理石と水面 / 対称の並木 / 廟と庭の一体化
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中国文人庭園 / Song dynasty– / スタイル / 庭園の様式
蘇州の古典園林に結晶した、山水画を立体化する文人の庭。太湖石の峰、漏窓の額縁、曲がる回廊が、狭い敷地に無限の景を畳み込む。
太湖石の立石 / 漏窓と月洞門の額縁 / 曲がる回廊 / 縮景の重なり
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韓国庭園 / Joseon dynasty– / スタイル / 庭園の様式
昌徳宮後苑に代表される、地形を最小限しか動かさない朝鮮の庭。自然の谷と池に亭を置くだけの「手を加えない設計」が、東アジア庭園のもう一つの理想を示す。
地形をそのまま使う / 方池円島の池 / 亭(あずまや)の点在 / 人工の抑制
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コテージガーデン / 19th century– / スタイル / 庭園の様式
実用の菜園から様式化された、あふれるように混植する英国の庭。ジーキルの色彩設計とシシングハーストの白の庭が、「計画された無造作」を芸術に高めた。
あふれる混植 / 小径と古材 / 色彩帯の設計 / 計画された無造作
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迷路園 / 16th century– / レイアウト / 庭園の様式
生け垣の壁で通路を編み、迷うことそのものを遊びとして設計する庭の一区画。俯瞰でだけ全体の図形が見え、地面に立つ人には壁と分岐しか見えない。
背より高い生け垣が両側に立ち、視線が通路の先で切れる / 俯瞰にすると通路と壁が一つの図形として読める / 分岐のたびに行き止まりが仕込まれ、道の幅は最後まで変わらない / 中心に到達点として広場か小屋が置かれる
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自然主義プランティング / 1990s– / スタイル / 庭園の様式
アウドルフが主導する、宿根草と草原の生態をモデルにした植栽設計。枯れ姿まで美しさに含める通年の設計思想が、ハイラインを起点に都市の公共空間を書き換えている。
宿根草と草の群落 / 枯れ姿の美 / 波状の植栽帯 / 生態系モデルの設計
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ブルレ・マルクスの景観 / 1930s–1994 / スタイル / 庭園の様式
ブラジルの熱帯植物を抽象絵画のような色面で群植した、モダニズム景観の発明者。コパカバーナの波の舗道が示す通り、地面を一枚のグラフィックとして設計した。
色面としての群植 / 有機曲線の平面計画 / 熱帯植物のパレット / 舗装のグラフィック化
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ネウマ譜 / 9th century– / スタイル / 記譜の様式
歌の抑揚を手の動きのような曲線で記した、西洋最古の楽譜。音の高さを線で固定する以前の「旋律のジェスチャー」が、グレゴリオ聖歌の写本にいまも残る。
旋律のジェスチャー曲線 / 四線譜と四角い音符 / 写本の朱と黒 / 歌詞の上に浮かぶ記号
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五線譜 / 11th century– / スタイル / 記譜の様式
グイードの線の発明から五線へ至る、音の高さを座標に固定した記譜法。時間を左から右へ、高さを上下へ写す平面設計は、千年使われ続ける情報デザインの最長寿フォーマット。
五線の座標系 / 左から右への時間軸 / 音部記号と調号 / 縦線による小節分割
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図形楽譜 / 1950s– / スタイル / 記譜の様式
ケージやカーデューが五線を捨てて描いた、図形・線・地図のような楽譜。演奏を指示ではなく解釈に開く紙面は、楽譜そのものを視覚芸術に変えた。
五線の放棄 / 図形と線の指示 / 解釈に開かれた紙面 / 楽譜の作品化
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シェイプノート / 1801– / スタイル / 記譜の様式
音符の頭を三角・四角・菱形に変え、読譜を素早く習得させた米国の賛美歌記譜。『セイクリッド・ハープ』の歌集と歌の集会が、記譜デザインを共同体の道具にした。
形の違う符頭 / ファソラの階名唱 / 四声の歌集組版 / 中空の正方形で歌う集会
IndexStyleは、デザインの周辺で使われる言葉を何でも載せる一覧ではない。独立項目にするのは、見分けられ、再現でき、近い様式との差を説明できる視覚言語だけ。 収録基準