デザインスタイル辞典

作例そのものから書いた、デザイン様式の辞典。

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用語776

用語辞典

スタイル名でも、作りたいものでも検索できます。 名称一致を最優先し、その上で用途・印象・媒体から近い候補を足します。

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Sots Art — AI生成の解釈イメージ
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Sots Art

ソッツ・アート / 1970s–1980s / スタイル / 近現代美術運動

ソ連の社会主義リアリズムと宣伝記号を、Pop Artの引用、反復、皮肉で解体した非公式美術。英雄像、赤旗、標語、広告的な平面性を正確に再現し、ずれた組合せや空白によって国家の決まり文句を可視化する。

赤旗、星、指導者像、労働者像の正確な引用 / 標語と広告的な平面構成の並置 / 英雄的ポーズを日常物や空白と衝突させる / 赤、白、黒、金をポスターのように限定する

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VSCO Girl — AI生成の解釈イメージ
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VSCO Girl

VSCO Girl / 2018–2020 / スタイル / インターネット美学

写真編集アプリVSCOと短尺SNSで、オーバーサイズT、短パン、scrunchie、貝殻ネックレス、再利用ボトルを、明るい海辺の色と均一な持ち物セットへまとめた2010年代末のティーン向けネット美学。

大きなTシャツと短パン、Birkenstockまたはスリッポン / scrunchie、貝殻ネックレス、友情ブレスレット / 再利用ボトルとストローなど環境配慮を示す小物 / 自然光、海辺、淡い青と桃色のスマホ写真

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Twee Style — AI生成の解釈イメージ
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Twee Style

トゥイー・スタイル / mid-2000s–early 2010s / revival / スタイル / ファッション史

インディーポップ、古着、手作り感を、Peter Pan collar、Aライン、カラータイツ、ローファー、前髪、アナログ小物へまとめた2000年代の甘く知的な装い。Whimsy Tweeなどの復興名も、この既存文法の変奏として扱う。

Peter Pan collar、Aラインのミニ丈、カーディガン / カラータイツ、ローファー、Mary Jane、ベレー帽 / 前髪、眼鏡、古いカメラ、本、レコードなどの小物 / マスタード、紺、赤、茶を小柄や水玉へ使う

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Yami Kawaii — AI生成の解釈イメージ
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Yami Kawaii

病みかわいい / mid-2010s– / スタイル / 日本のストリート

kawaiiのパステル、丸文字、キャラクターへ、包帯、注射器、薬、涙、痛みを示す語を組み合わせ、言いにくい精神的苦痛を可視化した日本のファッション・イラスト表現。可愛さは病を軽くする装飾ではなく、発話の入口として働く。

パステルピンク、水色、白へ赤と黒を小さく差す / 包帯、注射器、錠剤、絆創膏、涙の図像 / 丸いキャラクターと痛み・孤独を示す短い言葉 / 大きなパーカー、制服要素、医療小物を重ねる

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Buffalo Style — AI生成の解釈イメージ
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Buffalo Style

バッファロー・スタイル / 1983–1989 / スタイル / ファッション史

1980年代ロンドンでRay Petriを中心とするBuffalo集団が、スポーツウェア、仕立服、軍放出品、ストリートの服を一つのファッション像へ再編集したスタイリング。ブランド一式ではなく、異なる出自の服と実在感のあるキャスティングを関係づけ、男性性や高級/日常の境界を揺らした。

トラックパンツやサイクリング服へシャツ、タイ、仕立服を合わせる / MA-1型の飛行服、磨いた革靴、白い靴下など用途の異なる衣服を接続する / ランウェイモデルに限らないキャスティングと、仲間として立つ強いポートレート / スポーツ/正装、男性的/両義的、高級/日常を一体のシルエットで衝突させる

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Belgian New Beat Graphics — AI生成の解釈イメージ
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Belgian New Beat Graphics

ベルギー・ニュー・ビート・グラフィックス / 1987–1992 / スタイル / 音楽グラフィック

1980年代末のベルギーでNew Beatの低速で重い電子音と、初期デジタル制作へ移行するクラブの印刷物が交差したグラフィック系譜。フライヤー、ポスター、レコード、クラブやレーベルの衣服を、暗い地、加工写真、初期CG、短い大文字、強い信号色で一つの夜間識別へつなぐ。

加工した人物写真、初期CG、幾何学形を一枚へ重ねる / 黒い地へ酸性の黄、赤、青または金属的な階調を一点強く置く / 横長・縦長に変形したサンセリフと短い大文字を大きく置く / 同じクラブやレーベルの印をフライヤー、レコード、ボンバー、Tシャツへ展開する

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Nu-Metal Style — AI生成の解釈イメージ
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Nu-Metal Style

ニュー・メタル・スタイル / mid-1990s–early 2000s / スタイル / サブカルチャー・スタイル

1990年代半ば以降、MetalとHip-Hopの混成を、極端に太いジーンズ、オーバーサイズのスポーツ服、重いスケート靴、チェーン、ピアス、個別化されたバンド図像へ翻訳したサブカルチャーの装い。郊外の量販店や音楽番組にも流通し、反抗を大きく低いシルエットとして可視化した。

裾幅が極端に広い低い腰位置のジーンズと大きな後ろポケット / オーバーサイズのスポーツシャツ、パフジャケット、または無地のバンドT型トップス / 重いスケート靴、ウォレットチェーン、リップや眉のピアス / 駐車場、郊外、会場裏で撮る低い姿勢と荒い直射フラッシュ

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Witch House Graphics — AI生成の解釈イメージ
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Witch House Graphics

ウィッチ・ハウス・グラフィックス / 2009–2012 / スタイル / インターネット美学

2009年頃のTumblr、ブログ、低予算の音楽映像で、暗い夜間写真、加工された拾得映像、VHSの崩れ、読みにくく置換した文字を一つの配信人格へ束ねた視覚体系。音の暗さを一般的なGothやオカルト小道具へ置き換えず、検索しづらい名称、反復される低解像度画像、匿名的な流通そのものを造形へ変えた。

黒を潰した夜間写真と、灰・青・骨色に抑えた低彩度 / 走査線、色滲み、垂直の引き延ばしが残る加工映像の静止画 / 三角形や置換文字を混ぜ、読解を遅らせる短い名称と見出し / 一枚の像を低速に反復し、広い黒地と小さな記号で距離を作る

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Rivethead Style — AI生成の解釈イメージ
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Rivethead Style

リベットヘッド・スタイル / late 1980s–1990s / スタイル / サブカルチャー・スタイル

1980年代末以降のIndustrial Danceシーンで、軍用の実用服、Punkの切断、工業労働着を、踊れる少数の部品へ削った装い。黒、灰、オリーブの低い彩度、短い髪、カーゴ/BDUパンツ、重いブーツ、MA-1型の外層が、装飾的なGothや蛍光色のCybergothとは異なる硬く実用的な輪郭をつくる。

黒、灰、オリーブの無地トップスとMA-1型または作業用の短い外層 / カーゴ/BDU型の太いパンツを重い戦闘靴や作業靴へ収める / 剃髪、短いアンダーカット、ドッグタグ、ベルト、指ぬき手袋を少数だけ使う / 艶のない摩耗した素材と、低く安定したクラブ向けの実用シルエット

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Dungeon Synth Cover Art — AI生成の解釈イメージ
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Dungeon Synth Cover Art

ダンジョン・シンセ・カバーアート / early 1990s– / スタイル / 音楽グラフィック

1990年代のBlack Metal周辺から生まれたDungeon Synthが、城、廃墟、森、古い王国、騎士道の図像を、カセットや小規模配信のジャケットへまとめた視覚体系。特定の史実を復元するのではなく、年代の混ざった前近代を小さな物理媒体と一枚の風景に圧縮し、音楽が属する架空世界の入口をつくる。

城、廃墟、森、山道を一つの遠景へまとめた前近代的な風景 / 木版・銅版・古い挿絵を思わせる細線と、黒、羊皮紙色、深い緑の限定色 / 小さなカセット面でも読める中央像と、細い枠、短い題字の縦方向の階層 / Jカード、手製ラベル、折り畳み冊子まで同じ架空世界を連続させる

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Egyptian Revival — Egyptian Revival façade, 2 Place du Caire, Paris, 1828 — photo: Tangopaso — Wikimedia Commons / Public domain

Egyptian Revival

エジプシャン・リヴァイヴァル / late 18th–19th century / スタイル / 歴史様式

18世紀末から19世紀の欧米で、古代エジプトの建築と装飾を、記念碑、墓地、劇場、家具など近代の用途へ移し替えた復興様式。オベリスクやパイロン形の入口、パピルスとロータスの柱頭、翼のある太陽円盤を、巨大で対称的な量塊へ整理し、永続性、異国性、発見の権威を演出した。

上へ細くなるオベリスクと、壁を傾けたパイロン形の入口 / パピルスまたはロータスを抽象化した柱頭と束ね柱 / 翼のある太陽円盤、スフィンクス、コブラ、象形文字の帯 / 窓を小さく抑えた重い壁面と、左右対称の記念碑的な正面

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Richardsonian Romanesque — American Museum of Natural History, side entrance, New York — photo: Fordmadoxfraud — Wikimedia Commons / Public domain

Richardsonian Romanesque

リチャードソニアン・ロマネスク / 1870s–1890s / スタイル / 歴史様式

19世紀後半の米国で、H. H. リチャードソンが中世ロマネスクの半円アーチを、粗い石積み、深い開口、非対称な塔、低く横へ広がる量塊へ作り替えた建築様式。表面装飾より石の重量、影の深さ、入口をまとめる幅広いアーチによって、教会、図書館、裁判所、駅に公共的な強さを与える。

入口と窓をまとめる幅広く深い半円アーチ / 粗面の石と色の違う石帯を重ねた厚い壁 / 円錐屋根を載せた非対称の塔と、低く横へ伸びる輪郭 / 奥へ段階的に後退する窓と、柱頭や迫石に限った彫刻

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Second Empire — Carl Pfeiffer, Metropolitan Savings Bank building, New York, 1867 — photo: Beyond My Ken — Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

Second Empire

セカンド・エンパイア様式 / 1852–1880s / スタイル / 歴史様式

フランス第二帝政期の華やかな公共建築を起点に、欧米の庁舎、ホテル、邸宅へ広がった19世紀の様式。急な下部と緩い上部を持つマンサード屋根で最上階を包み、屋根から突き出すドーマー、中央パヴィリオン、持送りのあるコーニス、隅石を重ね、実用的な追加階を都市の威信へ変える。

二段勾配のマンサード屋根と、列をつくるドーマー窓 / 正面中央または両端を前へ出したパヴィリオン / 深いコーニスを支える反復したブラケット / 隅石、ペディメント、鉄の棟飾りを重ねた左右対称の正面

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Divine Machinery — AI生成の解釈イメージ
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Divine Machinery

ディヴァイン・マシナリー / 1990s– / 2020s named revival / スタイル / ポストインターネット・スタイル

宗教図像と電子回路、通信機器、医療装置を接続し、機械を便利な道具ではなく畏怖、儀礼、信仰の対象として見せる視覚体系。1990年代以降の現代美術に系譜があり、2020年代のネット上でDivine Machineryと呼ばれるようになった。Cyberpunkの都市や反体制ではなく、壊れかけた技術へ意味と超越を探す構図に軸がある。

十字架、聖心、聖人像を基板、ケーブル、モニターへ直結する / LEDの光輪、送電塔、サーバー、医療装置を祭壇のように正面配置する / 暗い空間に冷たい白、青、警告赤を点在させ、故障や信号損失を残す / 左右対称や三連画などの宗教的構図へ、回路と端末の反復を重ねる

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Italo Disco Cover Art — AI生成の解釈イメージ
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Italo Disco Cover Art

イタロ・ディスコのジャケット / late 1970s–late 1980s / スタイル / 音楽グラフィック

1970年代末から80年代のイタリア産ダンス音楽が、宇宙、速度、夜、異国への想像をレコードの正方形へ圧縮したジャケット体系。エアブラシの滑らかな人体や機械、クローム、稲妻、暗い宇宙色、斜体の題字を組み、スタジオ録音の人工性を未来の舞台として売った。後年のSynthwaveとは違い、当時の印刷、写真、手描きイラストの混成として扱う。

斜めへ走る拡張サンセリフ、筆記体、クローム調の題字 / エアブラシで描く人体、車、宇宙船、惑星、レーザーの滑らかな表面 / 黒または濃紺を地に、マゼンタ、シアン、電光色を局所的に発光させる / 正方形の中央像へ速度線、格子、稲妻、遠い地平線を収束させる

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Krocha — AI生成の解釈イメージ
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Krocha

クロッハ / 2007–2009 / スタイル / サブカルチャー・スタイル

2007年から2009年ごろのオーストリアで短く大きく可視化された若者のクラブ・ファッション。深い日焼け、整えた髪、極端に細いジーンズ、白・金・銀の靴、大きなトラッカーキャップや蛍光色のFlash Capを、HardstyleやJumpstyleの身体動作と結び付けた。一般的な2000年代ネオンではなく、ウィーン周辺の時期、語彙、踊りまで限定される。

後頭部へ浅く載せる大きなトラッカーキャップまたは蛍光色のFlash Cap / 細いジーンズと、白、金、銀のスニーカーまたはボクシングブーツ / 強い日焼け、明るく染めて整えた髪、輪郭のはっきりしたサングラス / HardstyleやJumpstyleの足運びが映える、細い脚と大きな靴の対比

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Partille-Johnny — AI生成の解釈イメージ
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Partille-Johnny

パルティレ・ジョニー / late 2000s / スタイル / サブカルチャー・スタイル

2000年代後半のスウェーデンで、ヨーテボリ郊外Partilleやストックホルム郊外Täbyと結び付けられた若者の装い。脱色して整えた髪、細身のジーンズ、見えるベルトやブランド小物、ジーンズへ結ぶヘアバンドなど、身近な量販品を緊密に揃えて仲間の識別へ使った。地域名と人物類型を含むため、当時の自己認識と外部からの揶揄を区別して記録する。

脱色した髪を横へ流すか立ち上げ、前髪と頭頂の輪郭を強く整える / 身体に密着する細身のジーンズと、見える位置へ置くベルト / ジーンズのループへ結ぶ細いヘアバンドや小さなアクセサリー / ポロ、シャツ、軽いジャケット、明るい靴を清潔に揃えた全身

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Vectordelia — AI生成の解釈イメージ
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Vectordelia

ベクターデリア / mid-2000s–early 2010s / retrospective name / スタイル / デジタル・レトロ

2000年代半ばから2010年代初頭の広告、音楽グラフィック、ゲーム画面に広がった、平面的なベクターを最大限に増殖させる視覚言語。鮮色の曲線、花や鳥、人物シルエット、スピーカー、飛沫、グラデーションの塊が中心から外へ伸びる。後年VectordeliaまたはFrutiger Metroと呼ばれるが、当時のMicrosoft Metroとは別で、名称は遡及的である。

中心から外へ伸びる太い曲線、蔓、花、飛沫、同心円 / 踊る人物、鳥、蝶、街並み、スピーカーを影絵の輪郭で重ねる / ライム、シアン、マゼンタ、橙の平面とグラデーションを黒または白へ衝突させる / 細い人間的なサンセリフと、大きく広がるベクター装飾の対比

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Glasgow Style — Margaret Macdonald — The May Queen (1900), photo: dalbera (Flickr) — Wikimedia Commons / CC BY 2.0

Glasgow Style

グラスゴー・スタイル / c. 1890–1920 / スタイル / 世紀末芸術

19世紀末のグラスゴーで、マッキントッシュ、マクネア、マーガレットとフランシス・マクドナルドらが育てた装飾芸術の様式。細長い人物と茎、抽象化した薔薇、線の反復を、直線的な枠組みと組み合わせる。Art Nouveauの地域的展開だが、植物の曲線だけでなく、縦へ伸びる比率と幾何学的な区切りで見分ける。

縦へ引き伸ばした女性像、茎、細い線 / 薔薇やハート形の葉を少数の線と面へ整理する / 緑、紫、淡いピンクを白や暗い輪郭へ配する / 直線の枠や格子と、局所的な植物曲線を同居させる

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Chicago School — Reliance Building, Chicago — photo: Jay Carriker — Wikimedia Commons / CC BY-SA 2.5 · © Jay Carriker ( User:JCarriker )

Chicago School

シカゴ派の商業建築 / 1880s–early 1900s / スタイル / 近現代建築

19世紀末のシカゴで高層の商業建築に現れた、骨組みの反復と大きな窓を外観へ表す建築言語。中央の大きな固定窓と両脇の開閉窓を組にするシカゴ窓が、採光と通風を担う。後のInternational Styleへ一括せず、テラコッタや入口の装飾を残しながら階の反復を明快に見せる初期高層建築として扱う。

大きな中央固定窓を細い開閉窓が左右から挟む / 構造の柱と各階の帯が繰り返す外壁の格子 / 張り出した窓列と、広いガラスに対する細い壁面 / 明るいテラコッタや石と、入口周辺に集めた装飾

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Usonian — Frank Lloyd Wright — Rosenbaum House, garden elevation; photo: Blake Wylie — Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0

Usonian

ユーソニアン住宅 / 1930s–1950s / スタイル / 近現代建築

フランク・ロイド・ライトが1930年代から展開した、簡素な構成で庭と日常生活をつなぐ住宅の体系。低い屋根、木・煉瓦・ガラス、連続する居間と食事空間を組み、街路側の閉じ方と庭側の開き方を分ける。Prairie Schoolと水平性を共有するが、小さな住まいの施工と生活の合理化が中心にある。

平屋を中心とする低い屋根と深い軒 / 木、煉瓦、石に連続したガラス面を接続する / 居間、食事、台所を分断しすぎない内部 / 街路側の抑えた開口と庭側の大きな開放

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Dutch Structuralism — Herman Hertzberger — Centraal Beheer, Apeldoorn; photo: Apdency — Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0

Dutch Structuralism

オランダ構造主義建築 / late 1950s–1980 / スタイル / 近現代建築

戦後オランダで、用途を分離する大規模計画に対し、人の尺度の単位とそのあいだの場所を連ねた建築運動。同じ単位を増殖させながら、通路、中庭、段差を出会いや居場所として組み込む。単なるモジュールの反復ではなく、使う人が用途を読み替えられる余地を全体の構造に持たせる。

小さな空間単位を繰り返し、群として大きな建物にする / 通路と広場、中庭が、部屋と同じ重さで現れる / 格子の中に吹き抜け、段差、開口を差し込む / 一つの用途へ固定しすぎず、家具や使い手が場所を完成させる

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New Formalism — Minoru Yamasaki — Pacific Science Center arches; photo: Dietmar Rabich — Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

New Formalism

ニュー・フォーマリズム建築 / 1955–1975 / スタイル / 近現代建築

1950年代半ば以降のアメリカで、古典建築の対称性、列柱、台座を近代の構造と材料で組み直した建築様式。単純な大きな量塊に、細い柱、反復するアーチ、装飾スクリーンを与え、公共建築や銀行に儀礼的な正面を作る。歴史的な柱式の再現よりも、現代的な薄さと反復による記念性が特徴。

左右対称の単一の量塊と、持ち上げた台座 / 細い列柱やアーチが正面に規則的なリズムを作る / 深く張り出す平らな屋根と、幾何学的な格子スクリーン / 滑らかな石やコンクリートと、彫塑的な薄い構造

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Warli Painting — Warli painting — Omrmankar — Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

Warli Painting

ワルリ絵画 / living tradition / paper and canvas since 1970s / スタイル / 壁画の伝統

マハーラーシュトラとグジャラートのワルリ共同体で、土壁に白い線と幾何学的な人物を描く絵画の伝統。農作業、動物、踊りや儀礼を、重なりの少ない平面へ連ねる。1970年代以降には紙や布へも展開した。幾何学的な人型の見た目だけでなく、共同体の暮らしと儀礼を描く文脈まで含めて読む。

褐色や赤土色の地に白い線を引く / 二つの三角形、円、棒状の手足で人物を構成する / 輪や螺旋状の踊りと、並行して続く日常の場面 / 人、動物、木、畑を、透視図法より平面的な関係で並べる

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収録方針

IndexStyleは、デザインの周辺で使われる言葉を何でも載せる一覧ではない。独立項目にするのは、見分けられ、再現でき、近い様式との差を説明できる視覚言語だけ。 収録基準

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