デザインスタイル辞典

作例そのものから書いた、デザイン様式の辞典。

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用語598

用語辞典

スタイル名でも、作りたいものでも検索できます。 名称一致を最優先し、その上で用途・印象・媒体から近い候補を足します。

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Hanafuda

花札 / 18th century– / スタイル / 遊戯とゲームの意匠

12ヶ月の花鳥風月を48枚に圧縮した日本のカード。黒地に平面色の大胆な図案化は、禁令をくぐる変形の歴史が生んだ意匠で、任天堂の出発点でもある。

月ごとの花鳥図案 / 黒縁と平面色 / 極端な単純化 / 短冊と動物の役

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338

Natural History Plate

博物図譜 / 18th–19th century / スタイル / 博物図譜

未知の生物を分類と驚異の両方で見せた博物学の図版の総称で、対象を植物に絞った植物図譜はその一分野にあたる。ヘッケル『生物の驚異的な形』の対称構成は、科学図譜がアール・ヌーヴォーの形態言語へ流れ込む結節点になった。

対称的な標本配置 / 分類学的な網羅 / 精密と装飾の同居 / 図版番号の体系

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339

Calligraphic Revival

カリグラフィー復興 / 1906– / スタイル / 書体分類

ジョンストンが中世写本の研究から再建した平筆の基礎書体(ファウンデーショナル・ハンド)に始まる、西洋書字の近代復興。地下鉄書体とギルへの継承で、手の文字がモダンデザインの源流になった。

平筆のペン角度 / ファウンデーショナルの骨格 / 写本研究にもとづく再建 / 文字と余白の呼吸

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340

Sheet Music Cover

楽譜表紙 / 1820s–1920s / スタイル / 印刷エフェメラ

家庭のピアノ文化が支えた石版刷りの楽譜表紙。曲の情景を描く挿画と装飾レタリングの一枚絵は、レコードジャケット以前の「音楽を見せるグラフィック」だった。

曲の情景の挿画 / 装飾レタリングの曲名 / 石版の色彩 / 出版社の定型枠

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Ise Katagami

伊勢型紙 / Muromachi period– / 技法 / 孔版印刷

柿渋で貼り重ねた和紙に文様を彫り抜く染色用の型紙。錐彫・道具彫・縞彫の技法が生む精緻な連続文様は、それ自体が線の芸術として世紀末欧州のデザイナーを驚かせた。

彫り抜きの連続文様 / 柿渋紙の茶色 / 縞彫の極細平行線 / 正負反転の設計

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342

E-Sugoroku

絵双六 / Edo period– / レイアウト / 遊戯とゲームの意匠

一枚の紙面をマス目の物語に分割する日本の盤上絵。出世や名所めぐりを渦巻き状の進行に組み込む構成は、すごろく紙面そのものが情報デザインとゲームUIの先祖であることを示す。

渦巻き・回り双六の進行 / マスごとの場面絵 / ふりだしと上がり / 一枚に収める物語

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343

Provoke — AI生成の解釈イメージ
AI解釈イメージ(参考作品ではない)

Provoke

プロヴォーク / 1968–1970 / スタイル / 写真運動

同人誌『プロヴォーク』が掲げた「思想のための挑発的資料」。アレ・ブレ・ボケ、すなわち粗粒子とブレとピンぼけを方法として、写真から意味の整った像を剥ぎ取り、見ることの生々しさを取り戻した。

粗粒子(アレ) / ブレとボケの肯定 / 高コントラストの黒 / 断片的なフレーミング

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Typology Photography

タイポロジー写真 / 1959– / スタイル / 写真運動

ベッヒャー夫妻が確立した、同種の構造物を同条件で撮り格子状に並べる方法。曇天・正面・無人の反復が個を類型に変え、デュッセルドルフ派から現代写真の文法になった。

格子状のグリッド提示 / 曇天の均質光 / 厳密な正面性 / 反復による類型化

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New Color Photography — AI生成の解釈イメージ
AI解釈イメージ(参考作品ではない)

New Color Photography

ニューカラー / 1976– / スタイル / 写真運動

エグルストンのMoMA個展が公認した、日常をカラーで撮る芸術写真。ダイトランスファーの濃密な色が平凡な光景に威厳を与え、「カラーは俗」という序列を覆した。

日常の無名の光景 / ダイトランスファーの飽和 / 斜めの何気ない構図 / 赤の強度

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The Decisive Moment

決定的瞬間 / 1932- / 技法 / 写真技法

出来事と画面の形が重なる一瞬を待ち、そこで一度だけ切る撮り方。カルティエ=ブレッソンが1952年の写真集で示し、あとから切り取らず画面を全部使うことを条件にした。

縁まで使い切った無トリミングの画面 / 黒い縁が残るフルフレーム / 人影と背景の形が一度だけ重なる / 奥まで焦点の合った街路

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347

Group f/64

グループf/64 / 1932–1935 / スタイル / 写真運動

ウェストンとアダムスらが絞りf/64の隅々まで鋭い描写を旗印にした、ストレート写真の宣言。ピクトリアリズムの霞を拒否し、大判の精密と豊かな階調そのものを写真の美とした。

全面パンフォーカス / 大判カメラの精密 / 豊かなグレースケール / 操作を拒む直接性

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348

Photo Essay

フォトエッセイ / 1936–1972 / レイアウト / 出版と編集

『LIFE』が完成させた、複数の写真を起承転結に編む誌面形式。見開きの大小関係、導入と結びの一枚、キャプションの声が、写真に物語の文法を与えた。

起承転結の写真配列 / 見開きの大小対比 / 決めの一枚の全面使い / キャプションの語り

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349

FSA Documentary

FSAドキュメンタリー / 1935–1944 / スタイル / 写真運動

大恐慌下の米国農業安定局が組織した記録写真事業。ラングの『移民の母』に代表される尊厳の肖像と、国家アーカイブとして残る27万枚が、ドキュメンタリーの公共的役割を定義した。

尊厳を保つ肖像 / 生活環境の記述 / 国家事業のアーカイブ性 / キャプションの現場情報

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Japanese Realism Photography

リアリズム写真運動 / 1950–1958 / スタイル / 写真運動

土門拳が「絶対非演出の絶対スナップ」を掲げて主導した戦後日本の運動。『ヒロシマ』『筑豊のこどもたち』の直視が、アマチュア月例投稿を巻き込み社会と写真を結び直した。

絶対非演出の原則 / 社会的主題の直視 / 接近した広角 / 粒子の粗い印画

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351

Lomography

ロモグラフィー / 1992– / スタイル / 写真ジャンル

ソ連製トイカメラLC-Aの偶然性を憲章化したムーブメント。周辺減光、色被り、クロスプロセスの飽和を「ルールは10箇条、考えるな撮れ」の哲学で肯定し、デジタル以後のアナログ愛の先駆けになった。

強い周辺減光 / クロスプロセスの色転び / 多重露光の偶然 / 腰だめのノーファインダー

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Daguerreotype

ダゲレオタイプ / 1839–1860s / 技法 / 写真技法

銀板に直接像を定着させる最初の実用写真術。鏡のように反転する唯一無二の像、ベルベットケースの宝飾的な佇まいが、「像を所有する」経験の原点になった。

鏡面の銀板 / 左右反転の唯一像 / ケース入りの宝飾性 / 痛いほどの細部

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Instant Photography

インスタント写真 / 1948– / 技法 / 写真技法

ポラロイドが実現した「撮ったその場で像が現れる」体験。白枠の正方形、化学現像の淡い色調、一枚きりの物質性が、デジタル以後もチェキへと続く親密さの様式になった。

白枠の正方形 / 淡く転ぶ色調 / 現像を待つ時間 / 一枚きりの物質性

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Stereograph

ステレオ写真 / 1850s-1930s / 技法 / 写真技法

少しだけ離した二つの位置から同じ場面を撮り、一枚の台紙に並べてビューワで左右の目に分け、奥行きとして見せる撮り方。手前に物を大きく置いて奥行きを強めるのが定石だった。

わずかにずれた同じ場面の二枚 / 湾曲した厚紙の台紙 / 手前に大きく置かれた物 / 裏面に刷られた説明文

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Carte de Visite

名刺判写真 / 1854–1900s / スタイル / 出版と編集

ディスデリが特許化した名刺サイズの量産肖像。一枚のガラス板に8ポーズを焼き付ける経済が肖像を民主化し、著名人カードの収集とアルバム文化を生み、「共有される顔」の原点になった。

名刺サイズの台紙 / 全身立像とスタジオ書割 / 裏面の写真館ロゴ / アルバム収集の文化

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Spirit Photography

心霊写真 / 1862–1930s / スタイル / 写真ジャンル

二重露光の「霊」を写し込んだ19世紀の心霊写真術。マムラーのリンカーン未亡人像から交霊会ブームまで、写真の証拠性への信仰そのものを利用した、メディア詐術と欲望の様式。

半透明の重ね像 / 遺族の肖像との合成 / 交霊会の記録形式 / 証拠性の演出

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357

Snapshot Aesthetic

スナップショット美学 / 1888– / 1960s art adoption / スタイル / 写真ジャンル

コダック以来の素人写真の「失敗」、つまり傾きや見切れ、フラッシュの平板さを、意図的な様式として引き受ける美学。家族アルバムの親密さが、ウィノグランドからゴールディンまで芸術写真の文法になった。

傾いだフレーミング / 被写体の見切れ / 直射フラッシュ / アルバム的親密さ

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Photomicrography

顕微鏡写真 / 1840s– / 技法 / 写真ジャンル

顕微鏡越しに見えない構造を写す科学写真。ベントレーの雪の結晶が証明した「科学の像は美しい」は、偏光の色彩や蛍光顕微鏡の発光として現代のNikon Small Worldまで続く。

見えないスケールの構造 / 黒地に浮かぶ標本 / 偏光・蛍光の色彩 / 対称性の驚異

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Purikura

プリクラ / 1995– / スタイル / 写真ジャンル

プリントシール機が生んだ日本の写真文化。落書き・盛り・デカ目の加工と分け合うシールの小ささが、「加工してから共有する自撮り」の文法をSNS以前に完成させていた。

盛りとデカ目の加工 / 落書きとスタンプ / 分け合う小さなシール / ブース内の演出照明

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Karesansui

枯山水 / Muromachi period– / スタイル / 庭園の様式

水を使わず、砂紋と石組だけで水景と宇宙を表す日本の庭園様式。龍安寺の十五石が示す「引き算の構成」は、余白のデザインの原型として世界のミニマリズムに参照され続ける。

砂紋の水の暗示 / 石組の非対称配置 / 縁側からの固定視点 / 徹底した引き算

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Kaiyū Strolling Garden

回遊式庭園 / Edo period– / スタイル / 庭園の様式

園路を歩くごとに景が編集されて現れる大名庭園の形式。池を中心に橋・築山・茶屋を配し、移動そのものを設計する。時間軸を持つ空間デザインの到達点。

歩くと変わる景 / 池泉中心の構成 / 見え隠れの演出 / 名所の縮景

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Roji (Tea Garden)

露地 / 16th century– / スタイル / 庭園の様式

茶室へ至る径そのものを庭とする形式。飛石・蹲踞・中門が歩速と心持ちを整え、市中に山居をつくる。到着までの時間をデザインする庭。

飛石の歩幅設計 / 蹲踞と手水 / 外露地と内露地の転換 / 市中の山居

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Moss Garden

苔庭 / 14th century– / スタイル / 庭園の様式

百余種の苔が地表を覆う西芳寺に代表される、時間と湿度が育てる庭。緑の濃淡だけで構成される面は、手入れと放置の均衡という日本的な美学の実演になっている。

苔の面の濃淡 / 木漏れ日の設計 / 時間が主材料 / 湿度の気配

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Shakkei (Borrowed Scenery)

借景 / 17th century– / 技法 / 庭園の様式

庭の外の山や森を構図に取り込み、生け垣や樹木で縁取って庭の一部にする技法。所有できない風景を設計に使う、最も大胆なトリミングの思想。

遠景の取り込み / 生け垣による縁取り / 中景の消去 / 外部を含む構図

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English Landscape Garden

イングリッシュ・ランドスケープ・ガーデン / 1720s–1800s / スタイル / 庭園の様式

幾何学を捨て「自然に見える」風景を人工で構築した18世紀英国の革命。うねる芝地、蛇行する湖、点在する神殿。絵画のような眺めを土地ごと造形し、公園の原型になった。

うねる芝地と湖 / 点在する神殿とフォリー / 隠れ柵(ハハ) / 絵画的な眺めの連続

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366

French Formal Garden

フランス式整形庭園 / 17th century– / スタイル / 庭園の様式

ル・ノートルがヴェルサイユで完成させた、軸線・対称・遠近法の庭。刈り込みと水面で自然を幾何学に従わせ、権力を空間の秩序として可視化した。

消失点まで走る軸線 / 厳格な左右対称 / 刈込みの幾何学 / 水鏡と大運河

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367

Italian Renaissance Garden

イタリア式庭園 / 15th–17th century / スタイル / 庭園の様式

斜面をテラスに刻み、階段・水路・噴水で水を演出するルネサンスの庭。ヴィッラ・デステの百噴水は、重力を設計材料にした水のエンジニアリング芸術。

テラス状の斜面 / 水の階段と噴水 / 軸線と彫像 / 眺望の設計

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368

Persian Garden

ペルシャ庭園 / 6th century BC– / スタイル / 庭園の様式

十字の水路で四分割するチャハルバーグ形式の原点。砂漠に水と木陰の楽園を築く設計思想は「パラダイス」の語源となり、イスラム世界からムガルまで庭園の祖型を供給した。

十字水路の四分割 / 水盤と水路の軸 / 壁に囲まれた楽園 / 並木の木陰

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369

Mughal Garden

ムガル庭園 / 16th–18th century / スタイル / 庭園の様式

ペルシャのチャハルバーグを大陸規模に展開したムガル朝の庭。水路の段差と白大理石のパヴィリオンが、タージ・マハルやシャーラマール庭園で建築と庭の完全な統合を実現した。

段差のある水路 / 白大理石と水面 / 対称の並木 / 廟と庭の一体化

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370

Chinese Scholar Garden

中国文人庭園 / Song dynasty– / スタイル / 庭園の様式

蘇州の古典園林に結晶した、山水画を立体化する文人の庭。太湖石の峰、漏窓の額縁、曲がる回廊が、狭い敷地に無限の景を畳み込む。

太湖石の立石 / 漏窓と月洞門の額縁 / 曲がる回廊 / 縮景の重なり

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Korean Garden

韓国庭園 / Joseon dynasty– / スタイル / 庭園の様式

昌徳宮後苑に代表される、地形を最小限しか動かさない朝鮮の庭。自然の谷と池に亭を置くだけの「手を加えない設計」が、東アジア庭園のもう一つの理想を示す。

地形をそのまま使う / 方池円島の池 / 亭(あずまや)の点在 / 人工の抑制

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Cottage Garden

コテージガーデン / 19th century– / スタイル / 庭園の様式

実用の菜園から様式化された、あふれるように混植する英国の庭。ジーキルの色彩設計とシシングハーストの白の庭が、「計画された無造作」を芸術に高めた。

あふれる混植 / 小径と古材 / 色彩帯の設計 / 計画された無造作

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Topiary

トピアリー / Roman era– / 17th century peak / 技法 / 庭園の様式

常緑樹を刈り込んで幾何学や動物を象る植物彫刻。数十年単位の成長を設計に組み込む、最も時間のかかる彫刻技法。

刈込みの幾何学 / 動物と象形 / 常緑樹の密度 / 数十年の造形時間

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374

Hedge Maze

迷路園 / 16th century– / レイアウト / 庭園の様式

生け垣の壁で通路を編み、迷うことそのものを遊びとして設計する庭の一区画。俯瞰でだけ全体の図形が見え、地面に立つ人には壁と分岐しか見えない。

背より高い生け垣が両側に立ち、視線が通路の先で切れる / 俯瞰にすると通路と壁が一つの図形として読める / 分岐のたびに行き止まりが仕込まれ、道の幅は最後まで変わらない / 中心に到達点として広場か小屋が置かれる

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Naturalistic Planting

自然主義プランティング / 1990s– / スタイル / 庭園の様式

アウドルフが主導する、宿根草と草原の生態をモデルにした植栽設計。枯れ姿まで美しさに含める通年の設計思想が、ハイラインを起点に都市の公共空間を書き換えている。

宿根草と草の群落 / 枯れ姿の美 / 波状の植栽帯 / 生態系モデルの設計

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Bonsai

盆栽 / Heian period– / スタイル / 庭園の様式

鉢の中に老樹の風景を凝縮する日本の生きた彫刻。幹の流れ・枝棚・根張りの様式語彙と、数世代にわたる手入れの継承が、時間そのものを作品にする。

鉢中の縮景 / 幹の流れと枝棚 / 根張りと古色 / 世代を超える手入れ

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Ikebana

生け花 / 15th century– / スタイル / 庭園の様式

植物の線と余白で空間を構成する日本の花の芸術。池坊の立花から自由花まで、「花を生かす」構成術は、非対称とネガティブスペースの設計教本であり続ける。

線の構成 / 非対称の均衡 / 余白の設計 / 季節と枯れの受容

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Parterre

パルテール(刺繍花壇) / 17th century– / レイアウト / 庭園の様式

ツゲの刈込みで地面に唐草を「刺繍」する平面花壇。上階から見下ろされることを前提に設計された、地面そのものをオーナメント化するグラフィックデザイン。

ツゲの唐草文 / 砂利と芝の地色 / 上からの鑑賞前提 / 左右対称の展開

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Burle Marx Landscape

ブルレ・マルクスの景観 / 1930s–1994 / スタイル / 庭園の様式

ブラジルの熱帯植物を抽象絵画のような色面で群植した、モダニズム景観の発明者。コパカバーナの波の舗道が示す通り、地面を一枚のグラフィックとして設計した。

色面としての群植 / 有機曲線の平面計画 / 熱帯植物のパレット / 舗装のグラフィック化

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Neume Notation

ネウマ譜 / 9th century– / スタイル / 記譜の様式

歌の抑揚を手の動きのような曲線で記した、西洋最古の楽譜。音の高さを線で固定する以前の「旋律のジェスチャー」が、グレゴリオ聖歌の写本にいまも残る。

旋律のジェスチャー曲線 / 四線譜と四角い音符 / 写本の朱と黒 / 歌詞の上に浮かぶ記号

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Staff Notation

五線譜 / 11th century– / スタイル / 記譜の様式

グイードの線の発明から五線へ至る、音の高さを座標に固定した記譜法。時間を左から右へ、高さを上下へ写す平面設計は、千年使われ続ける情報デザインの最長寿フォーマット。

五線の座標系 / 左から右への時間軸 / 音部記号と調号 / 縦線による小節分割

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Graphic Notation

図形楽譜 / 1950s– / スタイル / 記譜の様式

ケージやカーデューが五線を捨てて描いた、図形・線・地図のような楽譜。演奏を指示ではなく解釈に開く紙面は、楽譜そのものを視覚芸術に変えた。

五線の放棄 / 図形と線の指示 / 解釈に開かれた紙面 / 楽譜の作品化

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Tablature

タブラチュア / 15th century– / スタイル / 記譜の様式

音の高さでなく「指をどこに置くか」を書く演奏者目線の記譜。リュートの文字譜からギターのTAB譜まで、身体動作を直接コード化する実用記法の系譜。

弦とフレットの格子 / 文字・数字による指位置 / 楽器固有のフォーマット / 動作の直接コード化

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384

Shape Note

シェイプノート / 1801– / スタイル / 記譜の様式

音符の頭を三角・四角・菱形に変え、読譜を素早く習得させた米国の賛美歌記譜。『セイクリッド・ハープ』の歌集と歌の集会が、記譜デザインを共同体の道具にした。

形の違う符頭 / ファソラの階名唱 / 四声の歌集組版 / 中空の正方形で歌う集会

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収録方針

IndexStyleは、デザインの周辺で使われる言葉を何でも載せる一覧ではない。独立項目にするのは、見分けられ、再現でき、近い様式との差を説明できる視覚言語だけ。 収録基準

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