193

Papel Picado
パペル・ピカド / 19th century– / 技法 / 工芸運動
薄紙を鑿で何十枚も同時に切り抜くメキシコの祝祭装飾で、光と風を通す繊細な穴が祝いと死者への想いを同じ軽さで運ぶ。
鑿による切り抜き / 薄紙の連旗 / 光と風の透過 / 祝祭と死者の日
作例そのものから書いた、デザイン様式の辞典。
素のHTMLでできている。どのブラウザでも、どの端末でも、アプリも登録もなしに開く。同じページを機械もそのまま読む。
| 用語 | 776 |
|---|
スタイル名でも、作りたいものでも検索できます。 名称一致を最優先し、その上で用途・印象・媒体から近い候補を足します。
193

パペル・ピカド / 19th century– / 技法 / 工芸運動
薄紙を鑿で何十枚も同時に切り抜くメキシコの祝祭装飾で、光と風を通す繊細な穴が祝いと死者への想いを同じ軽さで運ぶ。
鑿による切り抜き / 薄紙の連旗 / 光と風の透過 / 祝祭と死者の日
194
%20movie%20logo.png?width=320)
ソール・バスのタイトルデザイン / 1955 to 1990s / スタイル / 放送デザイン
切り紙の平面図形と手描きの大文字を、音楽に合わせて単純な直線の運動で動かし、本編の主題を冒頭で言い切る。
切り紙の平面シルエット / 数色に絞った色面 / 手描きの不揃いな大文字 / 直線に沿う単純な移動
195

カートゥーン・モダン / 1943–1959 / スタイル / アニメーション技法
UPAのアニメーターたちがディズニー的な立体写実を捨て、平面の色面・単純化した線・様式化された動きでミッドセンチュリーのグラフィック感覚をアニメーションへ持ち込んだ。
平面的な色面 / 輪郭線の省略 / 図形化された人物 / 抽象的な背景
196

リミテッド・アニメーション / 1940s– / 技法 / アニメーション技法
動画枚数を意図的に減らし、止め絵・繰り返し・部分だけの動きを様式として使う技法。UPAが美学として確立し、テレビアニメと日本の商業アニメが独自の文法へ発展させた。
少ない中割り / 止め絵の活用 / 部分アニメーション / 動きの様式化
197
%20The%20Sinking%20of%20the%20Lusitania%20cel%20(Lusitania%20rolling%20over).jpg?width=320)
セル・アニメーション / 1915–1990s / 技法 / アニメーション技法
透明なセルロイドに動く部分だけを描き、静止した背景画の上へ重ねて撮影する分業技法。商業アニメーションの産業構造そのものを一世紀近く規定した。
透明セルの重ね / 均質な彩色 / 背景と動画の分離 / トレス線
198
%20-%208.jpg?width=320)
ストップモーション / 1898– / 技法 / アニメーション技法
人形や模型を1コマずつ動かして撮影し、物質に生命を与える技法。手作業の微かな震えと実在する質感が、CGでは置き換えられない魅力として残り続ける。
1コマ撮り / 実在する模型と質感 / 微かな震え / ミニチュアの照明
199

200

ヴィジュアル・ミュージック / 1920s– / スタイル / 実験映画
音楽の構造を抽象的な形・色・運動へ翻訳する映像芸術。色オルガンから抽象アニメーション、今日のオーディオビジュアルまで、「目で聴く」系譜を形づくる。
抽象形態の運動 / 色彩の和音 / 音と形の対位法 / 物語の不在
201

ダイレクト・アニメーション / 1935– / 技法 / 実験映画
カメラを使わず、フィルムの表面へ直接描く・削る・貼ることで映像をつくる技法。素材としてのフィルムそのものが筆致とリズムになる。
フィルムへの手描き / 引っかき傷 / コマを無視した連続性 / 物質的な色斑
202

203

バレットタイム / 1999– / 技法 / 映画技術
静止カメラを弧状に並べて同時・順次に発火させ、時間をほぼ止めたまま視点だけが動く映像をつくる。『マトリックス』が仮想カメラの概念を大衆化した。
凍結した時間 / 移動する視点 / カメラの弧 / 実写と補間の混合
204
205

フィルムリーダー / 1930s– / スタイル / 映画技術
上映前の同期・検査用カウントダウン部分。逆さ文字、パンチ穴、8から2へ落ちる数字という純機能の図形が、「映画が始まる」合図として文化記号化した。
カウントダウンの数字 / 同期マークとパンチ穴 / 検査文字列 / 傷とちらつき
206

207
.jpg?width=320)
ビデオ・シンセシス / 1969– / 技法 / 実験映画
映像信号そのものを楽器のように生成・変調する実践。ナムジュン・パイクと阿部修也のシンセサイザーがテレビを受像機から素材へ変え、ビデオアートの技術的基盤を開いた。
信号の変調 / フィードバックの渦 / 波形の可視化 / テレビ受像機の転用
208

209

VHS美学 / 1980s–2000s / 2010s revival / 世界観 / 映画技術
磁気テープの走査線、トラッキングノイズ、滲む彩度、日時スタンプ。家庭用記録メディアの劣化と操作画面が「記録された記憶」の質感として様式化された。
走査線とノイズ / 滲む彩度 / REC表示と日時 / トラッキングの乱れ
210
.jpg?width=320)
パッラーディオ主義 / 1550s– / 17th–18th century revival / スタイル / 歴史様式
パッラーディオがローマ古典から抽出した比例・神殿正面・左右対称の別荘形式が、書物『建築四書』を通じて英米へ広がり、公共建築の「正しい顔」の原型になった。
神殿風ポルティコ / 厳格な左右対称 / 比例による平面 / 中央ドーム
211

212

213

ボザール様式 / 1830s–1920s / スタイル / 歴史様式
パリの美術学校(エコール・デ・ボザール)が教えた古典の学術的合成。壮大な軸線、彫刻的装飾、格式の階梯を鉄とガラスの新技術に重ね、駅・美術館・銀行など近代都市の公共の顔をつくった。
壮大な軸線と階段 / 古典オーダーの合成 / 彫刻的装飾 / 鉄骨と石の併用
214
.jpg?width=320)
プレーリー・スクール / 1893–1920s / スタイル / 近現代建築
アメリカ中西部の平原に呼応した水平線の建築。深い軒、連続窓、低い屋根、内外の連続で、ヨーロッパの様式輸入から独立した最初の米国近代住宅を確立した。
強調された水平線 / 深い軒の出 / 帯状の連続窓 / 重心の低い屋根
215

表現主義建築 / 1910s–1920s / スタイル / 近現代建築
彫塑的な曲面と煉瓦の細部で感情と象徴を語る建築。メンデルゾーンの流線、アムステルダム派の波打つ集合住宅など、機能主義に回収されない近代のもう一つの道。
彫塑的な曲面 / 煉瓦の表情 / 結晶と有機のモチーフ / 手仕事の細部
216

AEGの企業アイデンティティ / 1907-1914 / スタイル / 近代デザイン運動
製品も工場も印刷物もひとりの建築家に任せ、会社の見た目を同じ手つきで揃えた仕事。ベーレンスが1907年からAEGのために描いた文字と器物と建物が、企業デザインという職能の原型になった。
幾何学で描き起こした社名の文字 / 同じ形式で揃えられた製品の一族 / 装飾を外した鉄と硝子の切妻正面 / やかんから商品目録まで同じ手つき
IndexStyleは、デザインの周辺で使われる言葉を何でも載せる一覧ではない。独立項目にするのは、見分けられ、再現でき、近い様式との差を説明できる視覚言語だけ。 収録基準