241

Light and Space
ライト・アンド・スペース / 1960s– / スタイル / 幾何学抽象
光そのもの・空間の知覚・視覚の限界を素材にする南カリフォルニアの美術運動。タレルの空の開口やアーウィンの膜が、見るという行為自体を作品にする。
物体の消去 / 光の充満 / 知覚の閾値 / 空への開口
作例そのものから書いた、デザイン様式の辞典。
素のHTMLでできている。どのブラウザでも、どの端末でも、アプリも登録もなしに開く。同じページを機械もそのまま読む。
| 用語 | 776 |
|---|
スタイル名でも、作りたいものでも検索できます。 名称一致を最優先し、その上で用途・印象・媒体から近い候補を足します。
241

ライト・アンド・スペース / 1960s– / スタイル / 幾何学抽象
光そのもの・空間の知覚・視覚の限界を素材にする南カリフォルニアの美術運動。タレルの空の開口やアーウィンの膜が、見るという行為自体を作品にする。
物体の消去 / 光の充満 / 知覚の閾値 / 空への開口
242

モダニズム展示デザイン / 1920s–1940s / スタイル / 展示デザイン
展示を「歩く印刷物」として設計した近代の運動。リシツキーの力動的な会場構成、バイヤーの視野拡張理論が、観客の動線と視線を編集する情報空間としての展示を発明した。
動線の設計 / 傾けられたパネル / 写真の巨大化 / 視野を包む構成
243

バクストの舞台美術 / 1909-1914 / スタイル / 舞台美術
舞台の装置と衣裳を、画家の描いた一枚絵として組み替えた仕事。宝石のように濃い色を重ね、渦を巻く曲線と東方趣味の柄で、踊る身体ごと図案にした。
宝石のように濃い色の取り合わせ / 柄の上に柄を重ねた衣裳 / 渦を巻くアール・ヌーヴォーの曲線 / 東方趣味の頭飾りとゆるい袴
244

バウハウスの舞台 / 1921–1929 / スタイル / 舞台美術
シュレンマーの舞台工房が身体を幾何学へ変換した実験。『トリアディック・バレエ』の球と円錐の衣裳が、人間を空間の中の形態として踊らせ、パフォーマンス美術の原点になった。
幾何学化された身体 / 球と円錐の衣裳 / 色彩による三部構成 / 空間図形としての振付
245

構成主義舞台美術 / 1922–1930s / スタイル / 舞台美術
絵画的背景を捨て、俳優が動くための裸の機械=装置を舞台に置いた革命期ロシアの様式。ポポーワの『寛大な寝取られ男』の回転する構造体が、舞台美術を「働く構成」に変えた。
裸の構造体 / 回転する車輪と斜路 / 背景の不在 / 俳優の身体機械(ビオメハニカ)
246

新舞台芸術 / 1890s–1930s / スタイル / 舞台美術
描き割りの写実を捨て、光・段差・単純な立体で音楽と身体の空間をつくる舞台改革。アッピアの「生きた光」とクレイグの動く衝立が、照明デザインという職能そのものを生んだ。
光による造形 / 段差と斜路の抽象空間 / 描き割りの排除 / 単純な立体の構成
247
%20Dansen%20van%20Sfessania%20(serietitel)%2C%20RP-P-OB-20.876.jpg?width=320)
コンメディア・デッラルテ / 16th–18th century / スタイル / 舞台美術
仮面と定型衣裳で人物類型を一目で伝えるイタリアの即興喜劇。アルレッキーノの菱形模様、プルチネッラの白装束など、視覚記号の体系が美術・衣裳・グラフィックに引用され続ける。
革の半仮面 / アルレッキーノの菱形 / 類型を示す定型衣裳 / 誇張された身振り
248

249

ベガースタッフ・スタイル / 1894–1899 / スタイル / 広告ポスター
ニコルソンとプライドが切り紙で組み立てた、輪郭を省き平面色の形だけで対象を要約するポスター様式。当時は売れなかったが、その大胆な省略が20世紀ポスターの先駆になった。
切り紙による平面形 / 輪郭線の省略 / 少数色の大きな面 / 未完成に見える大胆さ
250

ロスタの窓 / 1919–1921 / スタイル / 社会運動と版画
内戦期ロシアの通信社ロスタが空き店舗の窓に貼り出した、ステンシル複製の連作ポスター。マヤコフスキーらが単純図形と短い韻文でニュースを漫画的コマ割りに変換し、速報グラフィックの原型をつくった。
ステンシルの単純図形 / コマ割りの物語 / 赤と黒の記号色 / 韻文のキャプション
251

252

エピナル版画 / 1796– / スタイル / 民衆版画
フランス・エピナルの版元ペルランが量産した民衆版画。明快な輪郭とステンシル彩色で物語・軍隊・道徳を描き、「イマージュ・デピナル=楽観的な紋切り型」という言葉を生むほど大衆の視覚を規定した。
明快な輪郭 / ステンシルの明るい彩色 / コマ割りの物語 / 教訓と英雄譚
253

ポサダのカラベラ / 1880s–1913 / スタイル / 民衆版画
メキシコの版画家ポサダが安価な瓦版に刻んだ骸骨(カラベラ)の風刺画。着飾った骸骨が階級も死も笑い飛ばし、『カトリーナ』は死者の日とメキシコのグラフィックの国民的図像になった。
骸骨の擬人化 / 亜鉛凸版の荒い線 / 瓦版の文字組との同居 / 死を笑う風刺
254

プッシュピン・スタイル / 1954–1980s / スタイル / イラストレーション様式
グレイザーとシュワストのスタジオが、スイス的合理主義の対極として歴史様式・漫画・民衆版画を折衷したイラストレーション主導のデザイン。太い輪郭と装飾的な色面が60〜70年代の雑誌とレコードを塗り替えた。
歴史様式の折衷 / 太い輪郭と装飾色面 / イラスト主導の構成 / ウィットと引用
255

256

スイス・パンク・タイポグラフィ / 1970s–1980s / スタイル / 実験タイポグラフィ
スイス・スタイルの本拠バーゼルで、ワインガルトがグリッドを内側から解体した実験。字間の爆発、階段状の組版、フィルムの重ね焼きが、規律の中の反乱としてニュー・ウェイブ・タイポグラフィを生んだ。
解体されたグリッド / 爆発する字間 / 階段状の組版 / フィルム重ね焼きの質感
257

中国プロパガンダ・ポスター / 1949–1980s / スタイル / 地域別グラフィック
建国から文革期の中国で大量配布された宣伝画。年画の民衆絵画伝統とソ連の社会主義リアリズムが融合し、紅色の太陽、上気した頬、未来を指す腕という独特の図像体系をつくった。
紅色の支配 / 理想化された労働者 / 上方を指す構図 / 年画由来の平面彩色
258

ボリウッド手描きポスター / 1930s–1990s / スタイル / 地域別グラフィック
ムンバイの映画ポスター工房が巨大なカンバスに油彩で描いた手描き広告。飽和した色、複数場面のモンタージュ、スターの顔の誇張が、デジタル印刷まで半世紀インドの街路を支配した。
油彩の筆致 / 飽和した色彩 / 顔の誇張と複数場面 / 手描きのデーヴァナーガリー文字
259

ガーナ手描き映画ポスター / 1980s–2000s / スタイル / 地域別グラフィック
移動上映のために小麦粉袋のカンバスへ描かれたガーナの手描き映画ポスター。制約のない想像力がハリウッド映画を再解釈し、誇張と土着的恐怖が混ざる唯一無二の絵画様式になった。
小麦粉袋のカンバス / 誇張された暴力と筋肉 / 映画本編からの自由な逸脱 / 手描きのタイトル文字
260

チチャ・ポスター / 1980s– / スタイル / 地域別グラフィック
リマのクンビア興行から生まれた蛍光色のポスター様式。黒地に蛍光ピンクと緑の手描き文字が夜のバスからも読める強度で叫び、アンデスの都市移民の美学として再評価されている。
黒地に蛍光色 / 肉太の手描き文字 / シルクスクリーンの重ね / 夜間視認性の極大化
261

南アジアのトラックアート / 1940s– / スタイル / サインとディスプレイ
パキスタンとインドのトラックを覆い尽くす装飾絵画。花文様(プールパッティ)、英雄や聖者の肖像、鏡とチェーンの立体装飾が、労働の車体を走る誇りの宮殿に変える。
全面を覆う花文様 / 肖像と風景のパネル / 鏡・金属・チェーンの立体装飾 / 書とスローガン
262

フィレテアード・ポルテーニョ / 1900s– / 技法 / サインとディスプレイ
ブエノスアイレスの馬車と看板から生まれた装飾線描。渦巻く唐草、リボン、花、誇張された陰影付きの文字が一体になった様式で、ユネスコ無形文化遺産に登録された都市の筆技。
渦巻く唐草とリボン / 強い陰影の装飾文字 / シンメトリーの枠組 / 青・金・赤の伝統配色
263

ティンガティンガ / 1968– / スタイル / 民衆絵画
ダルエスサラームでエドワード・サイディ・ティンガティンガが自転車用エナメルで始めた絵画。光沢のある平面色、太い輪郭の動物、余白のない画面が協同組合の様式として継承され、東アフリカを代表する大衆絵画になった。
エナメルの光沢 / 太い輪郭の動物 / 平面的な色面 / 画面を埋める文様
264
パプニャ・トゥラ / 1971– / スタイル / 地域別グラフィック
西部砂漠の先住民長老たちが儀礼の砂絵をアクリルとカンバスへ移した運動。点描の場と同心円・軌跡の記号が「国=土地の知識」を描く地図的絵画で、現代美術としての先住民美術を切り開いた。
点描の場 / 同心円と軌跡の記号 / 俯瞰する地図的構図 / 土地の色域
IndexStyleは、デザインの周辺で使われる言葉を何でも載せる一覧ではない。独立項目にするのは、見分けられ、再現でき、近い様式との差を説明できる視覚言語だけ。 収録基準