ウィッチ・ハウス・グラフィックス
Witch House Graphics / 2009–2012 / スタイル / インターネット美学
2009年頃のTumblr、ブログ、低予算の音楽映像で、暗い夜間写真、加工された拾得映像、VHSの崩れ、読みにくく置換した文字を一つの配信人格へ束ねた視覚体系。音の暗さを一般的なGothやオカルト小道具へ置き換えず、検索しづらい名称、反復される低解像度画像、匿名的な流通そのものを造形へ変えた。
黒を潰した夜間写真と、灰・青・骨色に抑えた低彩度 / 走査線、色滲み、垂直の引き延ばしが残る加工映像の静止画 / 三角形や置換文字を混ぜ、読解を遅らせる短い名称と見出し / 一枚の像を低速に反復し、広い黒地と小さな記号で距離を作る

辞書情報
- 向いている用途
- 音楽、短編映像、告知画像を、一つの暗いオンライン人格として連続させるとき。夜間写真と低解像度映像を使い、恐怖の物語ではなく見つけにくさと距離を設計するとき
- 文字
- 名称だけを一部置換した記号文字で大きく組み、本文と日時は検索可能な通常文字で別に残す。
- 構成
- 一枚の夜間像か加工映像フレームを大きく置き、黒地を広く残して短い名称を中心からずらす。
- 素材
- VHSの走査線、圧縮、コピー、色滲みを一つか二つ選び、同じ劣化規則を静止画と動画へ通す。
- 注意
- 暗い写真、魔術、Gothic、ホラーを一括してWitch Houseと呼ばない。ネット流通、加工媒体、文字の難読化が同時に必要で、宗教記号や既存映像を文脈から切り離して無断使用しない。
- 関連研究
- The Guardian — witch house as a total aesthetic and curatorial genre / The Washington Post — Travis Egedy on witch house as a visual aesthetic / Tumblr-era circulation, treated found video and ritualised typography
関連項目
- アナログホラー(Analog Horror)同じ「インターネット美学」の系統。ウィッチ・ハウス・グラフィックスとアナログホラーの違いを見る
- サイバーシジリズム(Cybersigilism)共通する印象:反骨。ウィッチ・ハウス・グラフィックスとサイバーシジリズムの違いを見る
インターネット美学をさらに見る
同じ「インターネット美学」から、共通する印象が多い順に次の項目を選んだ。
- リミナル・スペース(Liminal Space)共通する印象:静けさ / 懐かしさ / 反骨。
- ドリームコア(Dreamcore)共通する印象:懐かしさ / 静けさ。
- ウィアードコア(Weirdcore)共通する印象:反骨 / 懐かしさ。
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