エジプシャン・リヴァイヴァル
Egyptian Revival / late 18th–19th century / スタイル / 歴史様式
18世紀末から19世紀の欧米で、古代エジプトの建築と装飾を、記念碑、墓地、劇場、家具など近代の用途へ移し替えた復興様式。オベリスクやパイロン形の入口、パピルスとロータスの柱頭、翼のある太陽円盤を、巨大で対称的な量塊へ整理し、永続性、異国性、発見の権威を演出した。
上へ細くなるオベリスクと、壁を傾けたパイロン形の入口 / パピルスまたはロータスを抽象化した柱頭と束ね柱 / 翼のある太陽円盤、スフィンクス、コブラ、象形文字の帯 / 窓を小さく抑えた重い壁面と、左右対称の記念碑的な正面

辞書情報
- 向いている用途
- 文化施設や舞台美術で、発掘、記憶、永続性を一つの建築的な正面へ集約するとき。パッケージや展示で古代エジプトの引用を、金色の装飾ではなく柱、門、帯の構造として組むとき
- 文字
- 題字は幅広い大文字を短く置き、象形文字を使う場合は実在する文字列と向きを専門資料で確認する。
- 構成
- 中央にパイロン形の門を置き、低く重い左右対称の壁面へ、オベリスクか束ね柱を一対だけ立てる。
- 素材
- 砂岩色の粗い面、暗い青緑、酸化した金属を基調に、翼の円盤やロータスを浅い浮彫として限定的に入れる。
- 注意
- 古代エジプト美術そのものと、近代欧米が再解釈した復興様式を混同しない。ピラミッド、スフィンクス、架空の象形文字を意味なく集めず、考古学、帝国主義、収集の歴史も併記する。
- 関連研究
- Getty AAT — Egyptian Revival / The Met — Egyptian Revival / Egyptomania, archaeology and colonial collecting
関連項目
- 古代エジプト美術(Ancient Egyptian Art)同じ「歴史様式」の系統。エジプシャン・リヴァイヴァルと古代エジプト美術の違いを見る
- アール・デコ(Art Deco)同じ「歴史様式」の系統。エジプシャン・リヴァイヴァルとアール・デコの違いを見る
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同じ「歴史様式」から、共通する印象が多い順に次の項目を選んだ。
- パッラーディオ主義(Palladianism)共通する印象:信頼 / 高級。
- バロック(Baroque)共通する印象:高級 / 信頼。
- ボザール様式(Beaux-Arts)共通する印象:信頼 / 高級。
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