オランダ構造主義建築

Dutch Structuralism / late 1950s–1980 / スタイル / 近現代建築

戦後オランダで、用途を分離する大規模計画に対し、人の尺度の単位とそのあいだの場所を連ねた建築運動。同じ単位を増殖させながら、通路、中庭、段差を出会いや居場所として組み込む。単なるモジュールの反復ではなく、使う人が用途を読み替えられる余地を全体の構造に持たせる。

Dutch Structuralism — Herman Hertzberger — Centraal Beheer, Apeldoorn; photo: Apdency — Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0
Herman Hertzberger — Centraal Beheer, Apeldoorn; photo: Apdency — Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0 · CC BY-SA 3.0
Dutch Structuralism — Centraal Beheer, opening in 1972 — W. Punt / Anefo — Wikimedia Commons / CC0
Centraal Beheer, opening in 1972 — W. Punt / Anefo — Wikimedia Commons / CC0 · CC0

ひと目で判断

見た目の特徴

  • 小さな空間単位を繰り返し、群として大きな建物にする
  • 通路と広場、中庭が、部屋と同じ重さで現れる
  • 格子の中に吹き抜け、段差、開口を差し込む
  • 一つの用途へ固定しすぎず、家具や使い手が場所を完成させる

向いている用途

  • 共同作業空間や学習空間で、個別の居場所と自然な出会いを同時に作るとき
  • 展示構成で、小さな区画と共有通路を反復させ、見る順序を一つへ固定しないとき

このスタイルを使う

短い指針を制作へ持ち込むか、構造化された仕様をAIへ渡せます。

詳しい作り方と出典制作ルール、実在作例、比較、研究、引用形式

辞書情報

文字
共通の案内体系を小さな単位ごとに繰り返し、入口だけに情報を集めない。
構成
同じ尺度のセルを連ね、交点に共有の場所を作る。空白も部屋と同じように設計する。
素材
構造の格子を読めるコンクリートや煉瓦に、木、家具、植栽など使い手が加える層を組み合わせる。
注意
立方体を増やすだけでは構造主義建築にならない。人の使い方と中間領域を示し、交換可能な巨大構造を主題とするメタボリズムや言語学の構造主義と区別する。
関連研究
Aldo van Eyck — Amsterdam Orphanage / Herman Hertzberger — Centraal Beheer / Piet Blom — unit aggregation and urban roofs

関連項目

近現代建築をさらに見る

同じ「近現代建築」から、共通する印象が多い順に次の項目を選んだ。

近現代建築の全項目を見る

この項目を引用する

辞典はリンクされるためにある。書いている場所に合う形をそのまま持っていってよい。

Link
https://indexstyle.org/ja/styles/dutch-structuralism
Markdown
[オランダ構造主義建築(Dutch Structuralism) — デザインスタイル辞典](https://indexstyle.org/ja/styles/dutch-structuralism)
HTML
<a href="https://indexstyle.org/ja/styles/dutch-structuralism">オランダ構造主義建築(Dutch Structuralism) — デザインスタイル辞典</a>

一覧内の位置へ戻る