Kintsugi

金継ぎ / 15th century– / 技法 / 器と工芸の技

割れた陶磁を漆で接ぎ、その継ぎ目に金や銀を蒔いて見せる直し方。ゲッティの分類では様式ではなく修復の工程の下に置かれ、繕いの名として登録されている。線を引く場所は割れ方が決めるため、同じ器から二つと同じ図は出ない。

割れ目に沿って走る金または銀の細い線 / 線幅が一定でなく、欠けの大きい所では面として埋まる / 金の縁にわずかに黒い漆の下地がのぞく / 器に元からある絵付けと金線が無関係に交差する

《金継ぎで直された古唐津の茶碗》— Wikimedia Commons / CC BY 2.0《金継ぎで直された高麗青磁の水注》1100–1150年頃 — Wikimedia Commons / CC BY-SA 2.0 UK《金継ぎで直された急須の蓋》— Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

辞書情報

向いている用途
壊れた試作や在庫を、隠さずに直した状態で並べる展示を作るとき。修理や更新の履歴を、製品や画面の上に見える形で残したいとき
文字
文字を足さない。器に元からある銘や絵付けと金の線を競わせない。
構成
線の走り方は割れ方に従う。構図を先に決めず、破片を合わせてから金の量を決める。
素材
漆で接いで固めてから、継ぎ目に金粉または銀粉を蒔く。
注意
金の線を最初から意匠として引くと、力が掛かって実際に割れる位置と合わず、繕いではなく柄になる。
関連研究
ゲッティが kintsugi を修復の工程として登録している位置づけ / kintsukuroi という別名が使われる場面 / 漆で接ぐ工程と、金粉を蒔く工程の順序

関連項目

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