Cloisonné
七宝(クロワゾネ) / ancient– / 技法 / 器と工芸の技
細い金属の帯を立てて仕切りを作り、その升目にガラス質の釉を流して焼き付ける技法。仕切りは焼き上がった後も金属線として残るため、色面は必ず線に閉じられる。ゲッティの分類でも様式ではなく工程として立てられている。
すべての色面が細い金属線で囲まれ、線が途切れずに図の全体を分割している / 色と色が直接にじみ合う箇所がない / 線の部分だけが釉と違う金属の光を返す / 地は金属か磁器で、平らな板ではなく器の曲面に図が巻き付く
辞書情報
- 向いている用途
- 紋章やロゴを多色に展開するとき、色を混ぜずに区切って見せる図案を設計するとき。輪郭そのものを装飾として主役にする図解や地図を組むとき
- 文字
- 文字も図と同じく線で囲む。線幅に耐えない細い書体は選ばない。
- 構成
- 図の全域を閉じた区画に分ける。区画に属さない余白を残さず、最小の区画は線幅が保てる寸法で決める。
- 素材
- 金属の線で仕切り、その中をガラス質の色で埋める。線は金属の色のまま残し、色面に線をまたがせない。
- 注意
- 線を飾りとして描くだけで区画を閉じずにおくと、色が漏れて技法の必然が消え、ただの縁取りになる。
- 関連研究
- 仕切りに使う金属の帯をどう立てて地に固定するか / 焼成のたびに釉が沈むため、なぜ何度も焼き重ねる必要があるか / 景泰藍と七宝という呼び名がそれぞれどの地域で使われてきたか
関連項目
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