カメオ・グラス
Cameo Glass / Roman era– / 技法 / 器と工芸の技
色の違うガラスを二層以上に重ね、外側の層を彫り・切削・彫刻で削り落として図を出す被せガラスの技法。Getty の分類でも材料の側に置かれる。図は塗られたものではなく削り残されたもので、残した厚みがそのまま不透明度になる。


ひと目で判断
見た目の特徴
- 明るい像が、濃い地の上に彫刻のように盛り上がる
- 削りの浅いところは下の地色が透けて沈み、厚く残したところだけが不透明になる
- 地は一様な一色で、階調は像の側にしかない
- 輪郭が線ではなく段差でできているので、斜めから光を当てると像自身の影が落ちる
向いている用途
- 二層の面から一方を削って図を起こす表現を作るとき、輪郭を線ではなく段差と影で持たせる
- 空押しや箔押しのように色を足さない印刷で、厚みの差だけで図版を成立させたいとき
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詳しい作り方と出典制作ルール、実在作例、比較、研究、引用形式
辞書情報
- 文字
- 文字も像と同じ層から削り出す。線の太さを彫りの幅として決め、髪の毛のように細い書体を選ばない。
- 構成
- 濃い地を一色で広く取り、その上に明るい像をひとつ置く。地には模様を入れず、像との間に何も挟まない。
- 素材
- 対比する色のガラスを重ね、外側を削る。削り残す厚みで半透明から不透明までの階調を作る。
- 注意
- 地と像の明度差だけを真似て平らに塗り分けると、彫りの深さが作る半透明の中間が消えて切り絵になる。
- 関連研究
- 被せガラスの断面を見て、外層と地の層が何枚重ねられているか数える / 同じ像のなかで薄く削った部分と厚く残した部分を比べ、透ける色がどこで切り替わるか観察する / Getty の cased glass の下にどんな技法が並んでいるかを辿り、cameo glass との違いを確かめる
関連項目
- ステンドグラス(Stained Glass)共通する印象:高級 / 静けさ。カメオ・グラスとステンドグラスの違いを見る
- アール・ヌーヴォー(Art Nouveau)共通する印象:高級。カメオ・グラスとアール・ヌーヴォーの違いを見る
器と工芸の技をさらに見る
同じ「器と工芸の技」から、共通する印象が多い順に次の項目を選んだ。
- 蒔絵(Maki-e)共通する印象:高級 / 静けさ / 技術。
- 七宝(クロワゾネ)(Cloisonné)共通する印象:技術 / 高級。
- 金継ぎ(Kintsugi)共通する印象:静けさ / 技術。
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- [カメオ・グラス(Cameo Glass) — デザインスタイル辞典](https://indexstyle.org/ja/styles/cameo-glass)
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