Magic Cap

マジックキャップ / 1994–1998 / 世界観 / プラットフォームの画面言語

General Magic が携帯通信端末に載せた画面言語。物を似せるのではなく場所を似せ、机の上の電話とローロデックスとメモ帳から始まり、廊下を通ってゲーム部屋や倉庫へ入る。触れる対象がすべて絵として描かれ、手引きを読まずに使い始めた人が多かったと記録されている。

机の上に電話とローロデックスとメモ帳とカレンダーが並ぶ最初の画面 / 机の背後の壁に掛時計、書類の入出箱、書類棚が描かれている / 部屋から部屋へは廊下を通る。その廊下にも絵と家具が描かれている / 階調の粗い液晶に描かれた線画を、指ではなくペンで直接突く

Josh Carter《Sony Magic Link》2010年 — Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0Blake Patterson《Sony Magic Link を操作するところ》2010年 — Wikimedia Commons / CC BY 2.0Blake Patterson《Motorola Envoy》2010年 — Wikimedia Commons / CC BY 2.0

辞書情報

向いている用途
機能一覧ではなく部屋の並びとして道具を配る端末を、初めて触る人向けに設計するとき。1990年代半ばの携帯情報端末が出てくる作品美術で、画面の中身まで作り込むとき
文字
文字は絵の中の名札として扱う。部屋と道具の名前を短く置き、一覧の見出しには頼らない。
構成
画面全体を一つの場所にする。机の面、その背後の壁、外の廊下、隣の部屋という順で奥へつなぐ。
素材
写真を使わず線画で描く。道具は正面から見た形にし、押せるものだけに厚みと影を与えて手前へ出す。
注意
部屋と廊下を増やすほど道具が遠ざかるので、場所の比喩を採るなら先に往復の手数を数えておくこと。
関連研究
Motorola Envoy と Sony Magic Link の実機で、隣の部屋へ移るのに何回触れるか / 同時代の Microsoft Bob が同じ空間の比喩をどう別の形で採ったか / General Magic の設計陣がその後どの製品に移ったか

関連項目

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