架空ユーザーインターフェース

FUI (Fantasy User Interface) / 1997– / スタイル / UI表現

映画の劇中に映る画面を作る仕事に付いた呼び名。Mark Coleran の作品を指して広まったが、本人は命名の手柄を自分のものとは言い切っていない。使うための道具ではなく読ませるための絵で、光と形と動きと音だけを使い、見る場所を一点に決める。

FUI (Fantasy User Interface) — 『スター・トレック/ヴォイジャー』の LCARS 操作パネル 2016年撮影 — Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0 · © Niesy74
『スター・トレック/ヴォイジャー』の LCARS 操作パネル 2016年撮影 — Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0 · CC BY-SA 4.0 · © Niesy74
FUI (Fantasy User Interface) — 『新スタートレック』エンタープライズD ブリッジの操作卓 2008年撮影 — Wikimedia Commons / CC BY-SA 2.0 · © Kreg Steppe
『新スタートレック』エンタープライズD ブリッジの操作卓 2008年撮影 — Wikimedia Commons / CC BY-SA 2.0 · CC BY-SA 2.0 · © Kreg Steppe

ひと目で判断

見た目の特徴

  • 1つの画面に読ませたい点が1つだけあり、それ以外は密度として置かれている
  • 等幅の数字が絶えず更新される欄。実際には何も計算していない
  • 黒地に発光する細い線。図形は輪郭で描かれ、塗りをほとんど持たない
  • 実在しそうな枠と釦の並び。純粋な抽象図形には振り切らない

向いている用途

  • 劇中の操作画面を、俳優の視線が向いている数秒のあいだに読ませたいとき
  • 存在しない装置の画面を、動作させる必要のない絵として設計するとき

このスタイルを使う

短い指針を制作へ持ち込むか、構造化された仕様をAIへ渡せます。

詳しい作り方と出典制作ルール、実在作例、比較、研究、引用形式

辞書情報

文字
等幅を主にし、文字は情報ではなく質感として敷く。読ませる一語だけ大きさと明るさを変える。
構成
読ませる点を先に1つ決め、そこへ光と動きを集める。残りは密度で埋め、意味を持たせない。
素材
黒地に発光色を1色か2色。線は細く、塗りは避ける。撮影された画面として成立するよう、明るさは実写に合わせて落とす。
注意
本当に操作できる画面を作ろうとすると密度が落ちて情報が散り、俳優の芝居の尺のあいだに読ませることができなくなる。
関連研究
Coleran が関わった Spy Game、Blade II、The Island、The Bourne Ultimatum の画面 / 1つの画面に読ませる点を1つに絞るという考え方 / 実写に重ねたときの明るさの落とし方と合成の作法

関連項目

取り違えられやすい

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[架空ユーザーインターフェース(FUI (Fantasy User Interface)) — デザインスタイル辞典](https://indexstyle.org/ja/styles/fui)
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