架空ユーザーインターフェース
FUI (Fantasy User Interface) / 1997– / スタイル / UI表現
映画の劇中に映る画面を作る仕事に付いた呼び名。Mark Coleran の作品を指して広まったが、本人は命名の手柄を自分のものとは言い切っていない。使うための道具ではなく読ませるための絵で、光と形と動きと音だけを使い、見る場所を一点に決める。


ひと目で判断
見た目の特徴
- 1つの画面に読ませたい点が1つだけあり、それ以外は密度として置かれている
- 等幅の数字が絶えず更新される欄。実際には何も計算していない
- 黒地に発光する細い線。図形は輪郭で描かれ、塗りをほとんど持たない
- 実在しそうな枠と釦の並び。純粋な抽象図形には振り切らない
向いている用途
- 劇中の操作画面を、俳優の視線が向いている数秒のあいだに読ませたいとき
- 存在しない装置の画面を、動作させる必要のない絵として設計するとき
このスタイルを使う
短い指針を制作へ持ち込むか、構造化された仕様をAIへ渡せます。
詳しい作り方と出典制作ルール、実在作例、比較、研究、引用形式
辞書情報
- 文字
- 等幅を主にし、文字は情報ではなく質感として敷く。読ませる一語だけ大きさと明るさを変える。
- 構成
- 読ませる点を先に1つ決め、そこへ光と動きを集める。残りは密度で埋め、意味を持たせない。
- 素材
- 黒地に発光色を1色か2色。線は細く、塗りは避ける。撮影された画面として成立するよう、明るさは実写に合わせて落とす。
- 注意
- 本当に操作できる画面を作ろうとすると密度が落ちて情報が散り、俳優の芝居の尺のあいだに読ませることができなくなる。
- 関連研究
- Coleran が関わった Spy Game、Blade II、The Island、The Bourne Ultimatum の画面 / 1つの画面に読ませる点を1つに絞るという考え方 / 実写に重ねたときの明るさの落とし方と合成の作法
関連項目
- サイバーパンク(Cyberpunk)共通する印象:未来 / 高揚。架空ユーザーインターフェースとサイバーパンクの違いを見る
- メタルハート(Metalheart)同じ「UI表現」の系統。架空ユーザーインターフェースとメタルハートの違いを見る
取り違えられやすい
UI表現をさらに見る
同じ「UI表現」から、共通する印象が多い順に次の項目を選んだ。
- グリッチ(Glitch)共通する印象:未来 / 技術。
- フィード・インターフェース(Feed Interface)共通する印象:技術 / 高揚。
- 音声ユーザーインターフェース(Voice User Interface)共通する印象:技術 / 未来。
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