ファッション系統15選:時代・サブカルチャー・思想で選ぶ
フラッパー、ニュールックからストリートウェア、脱構築、ゴープコア、アフロフューチャリスト・ファッション、サイバーゴスまで。服の形だけでなく、時代・共同体・思想から選ぶガイド。
このガイドの選定基準
衣服、スタイリング、社会的意味が一つの識別可能な体系をつくり、その系譜を資料からたどれるものを選んだ。単独のアイテム、色、短命なマイクロトレンドだけでは収録しない。 独立項目にする5条件
スタイルと分けているもの
着る人を一つの属性へ決めつけず、どの設計判断に使えるかで分類した。文化やサブカルチャーの名称は、その歴史と共同体を切り離さずに扱う。
前の時代を断ち切るシルエット
身体の輪郭を変えることで、近代の服装が持つ社会像まで更新した系統。
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音楽・ストリート・サブカルチャー
服が所属、拒否、コミュニケーションの役割を持つ。音楽、場所、共同体までが視覚言語の一部になる。
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ヒップホップ・ファッション
Hip-Hop Fashion / 1970s–
ブロンクスの若者文化がスポーツウェアとゴールドを自己表現の言語に変え、50年でストリートからラグジュアリーの中心へ到達した。
見分ける特徴: スニーカーとトラックスーツ / ゴールドチェーン / オーバーサイズ / ロゴの誇示と改変
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ロリータ・ファッション
Lolita Fashion / 1980s–
ロココと少女文化を参照した日本発のストリート・スタイルで、「可愛さ」を他者の視線ではなく自分のために構築する装いの共同体を作った。
見分ける特徴: 釣鐘型のスカート / フリルとレース / ヘッドドレス / 厳密なコーディネート規範
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見た目だけではない、現代の立場
匿名性、構造の露出、演技的な過剰、実用性、想像された未来など、どんな立場を取るかから理解する系統。
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ファッションの脱構築
Fashion Deconstruction / 1980s–
服を完成した一体物として隠すのではなく、縫い代、裏地、断ち端、型紙、非対称な接合を表へ出し、衣服を成り立たせる規則そのものを問い直す。破壊の演出ではなく、分解した構成要素から別の身体像を組み直す。
見分ける特徴: 縫い代と裏地が表側へ出る / 未処理の断ち端と意図的なほつれ / 左右で異なる接合とずれた重心 / 型紙や芯地が完成面として見える
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キャンプ・ファッション
Camp Fashion / 19th century–
人工性、誇張、演劇性、パロディ、過剰を愛し、良い趣味と悪い趣味の境を楽しむ装いの感性。単なる派手さではなく、真面目さが大きくなりすぎて笑いと批評へ反転するところに力がある。
見分ける特徴: 身体の尺度を越える誇張された輪郭 / 人工的な素材と過剰な装飾 / 歴史的衣装や大衆文化の引用 / ユーモア、パロディ、演劇的なポーズ
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アフロフューチャリスト・ファッション
Afrofuturist Fashion / 1950s–
黒人の歴史、主体性、解放を、宇宙、技術、神話、音楽、舞台衣装を通して未来へ再構成するアフロフューチャリズムの服飾表現。既存のSFから黒人が除外されてきた歴史へ、誰が未来にいるかを身体像で答える。
見分ける特徴: 宇宙服、金属、発光、幾何で作る未来的な輪郭 / アフリカ系ディアスポラの歴史や象徴を固有の文脈で参照する / 頭部、肩、全身を日常尺度以上へ拡張する舞台衣装 / 音楽、映像、物語、人物像を一体化する色と装身具