Webデザインのスタイル12選と選び方

スイス・スタイルの情報設計から、初期ウェブ、フラットデザイン、グラスモーフィズム、ウェブ・ブルータリズムまで。Webで使える視覚言語を系統と用途で選ぶガイド。

このガイドの選定基準

Web上で識別できる視覚文法があり、出典または系譜をたどれ、近い項目との差を説明できるものだけを選んだ。いま流行している見た目の羅列ではなく、辞典を使うための入口である。 独立項目にする5条件

スタイルと分けているもの

レスポンシブ・ウェブデザインとダークモードは重要だが、前者は設計法、後者は配色モードである。さまざまな様式へ適用できるため、独立したスタイルではなく補助用語として分けている。

補助用語で確認する: レスポンシブ・ウェブデザイン / ダークモード

表面より先に、情報の構造を決める

階層、反復性、一覧性が主な課題ならここから選ぶ。違いは、グリッドやインターフェースの仕組みをどこまで表に見せるかにある。

  1. 001

    スイス・スタイル

    Swiss / 1950s–

    秩序を前面に出し、情報そのものを主役にする。

    見分ける特徴: 厳密なグリッド / サンセリフ / 非対称 / 客観写真

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  2. 042

    ベントーグリッド

    Bento Grid / 2020s

    異なる種類の情報を独立した箱へ分け、ひと目で全体像をつかませる。

    見分ける特徴: 大小のカード / 整列した隙間 / 一画面の要約 / モジュール

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  3. 032

    フラットデザイン / ベクターミニマリズム

    Flat Design / Vector Minimalism / 2010s–

    情報を単純な面と色へ還元し、画面や媒体を越えて扱いやすくする。

    見分ける特徴: 均一な面 / 単純図形 / 少ない影 / 明快な色

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  4. 074

    コーポレート・メンフィス

    Corporate Memphis / mid-2010s–

    単純化した人物、幾何学、柔らかな色で、デジタルサービスを安全で親しみやすく説明する。

    見分ける特徴: 誇張した人体比率 / 平面色 / 幾何学植物 / 白い背景

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奥行き・素材感・インターフェースの表面

操作部品やパネルに素材の比喩を与える系統。写実性、透過、柔らかさをどこまで許しても明快さを失わないかで選ぶ。

  1. 024

    スキューモーフィズム

    Skeuomorphism / 2000s–2010s

    現実の素材や道具の手がかりを借り、未知の操作を理解しやすくする。原理の名なので、Aquaもブラシドメタルもこの原理を特定の製品で実装した姿にあたる。

    見分ける特徴: 革・金属・紙 / 立体的な影 / 現実の比喩 / 細かな質感

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  2. 026

    グラスモーフィズム

    Glassmorphism / 2020s

    半透明の層で奥行きと階層を示し、情報を軽く浮かせる。

    見分ける特徴: 背景ぼかし / 半透明 / 細い白枠 / 色のにじみ

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  3. 025

    ニューモーフィズム

    Neumorphism / late 2010s–

    背景と部品を同じ素材にし、柔らかな陰影だけで凹凸を示す。

    見分ける特徴: 同色面 / 二方向の影 / 丸い部品 / 低コントラスト

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  4. 073

    フルティガー・エアロ

    Frutiger Aero / mid-2000s–early 2010s

    光沢のあるデジタル技術を、青空・水・草・泡と結び、親しみやすい未来として見せる。同じ光沢でも、Aquaが部品の質感であるのに対し、こちらは壁紙と広告の世界観を指す。

    見分ける特徴: 青空と草 / 透明な泡 / 光沢UI / ヒューマニスト書体

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ウェブ固有の文化から選ぶ

ウェブ固有の技術的制約、共同体、反動から生まれた系統。媒体らしさを磨き消さず、あえて見せたいときに使う。

  1. 021

    ウェブ1.0

    Web 1.0 / 1990s

    制約の多かった初期Webの素朴さを、直接性と愛嬌として再利用する。2020年代には個人サイトを取り戻す運動としても立ち上がり、Neocities や Yesterweb がその呼び名になった。

    見分ける特徴: 青リンク / 低解像度GIF / システム文字 / 素朴なボタン

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  2. 023

    ウェブ2.0グロス

    Web 2.0 Gloss / 2000s

    つや・丸み・反射で、デジタル操作を触れられるものとして説明する。OSが持っていたAquaの質感を、画像とCSSでウェブ側が再現しようとした結果の呼び名である。

    見分ける特徴: 光沢ボタン / 強いグラデーション / 反射 / 丸い角

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  3. 008

    ウェブ・ブルータリズム

    Web Brutalism / 2014–

    ブラウザの既定表示をそのまま画面に出し、整えられたテンプレートの見た目を拒む。HTMLの素の構造が、そのまま様式になる。

    見分ける特徴: ブラウザ既定の見出しとリンク / 下線つきの青いリンク / 極端な文字サイズの落差 / 装飾のない罫と余白

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  4. 031

    ニューブルータリズム

    Neubrutalism / 2010s–

    太い枠と露骨な色で、洗練しすぎたWebへ親しみある反抗をする。

    見分ける特徴: 太い黒枠 / 硬い影 / 鮮色 / 平坦な部品

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