1ビットアイコン

1-Bit Icon Design / 1982–1990s / 技法 / UI表現

Susan Kare が Macintosh のために確立した、白と黒の二値だけで描くアイコンの作法。方眼紙の一マスを一ピクセルとして下絵を起こし、はさみが切り取り、ごみ箱が削除を指すように、日用品の輪郭で命令を言い換える。その原画帳は美術館の収蔵品になった。

1-Bit Icon Design — Macintosh System 2 のデスクトップ画面 — Wikimedia Commons / CC0
Macintosh System 2 のデスクトップ画面 — Wikimedia Commons / CC0 · CC0
1-Bit Icon Design — Susan Kare《Sad Mac》— Wikimedia Commons / Public domain
Susan Kare《Sad Mac》— Wikimedia Commons / Public domain

ひと目で判断

見た目の特徴

  • 白と黒の二値しか使わず、灰色は市松に間引いた点の集まりで代用される
  • 輪郭が1ピクセルの線で閉じられ、内側は塗りつぶしか網点かのどちらかしかない
  • はさみ、ごみ箱、書類といったありふれた物の輪郭が、そのまま操作の名前になっている
  • 方眼の一マスずつ点を置いた跡が残り、斜めの線は階段状に折れる

向いている用途

  • 文字を添えずに操作を示す小さな絵記号を、どの言語圏でも同じ意味で読ませたいとき
  • 拡大も補間もできない小さな枠の中で、輪郭の形だけで見分けをつけたいとき

このスタイルを使う

短い指針を制作へ持ち込むか、構造化された仕様をAIへ渡せます。

詳しい作り方と出典制作ルール、実在作例、比較、研究、引用形式

辞書情報

文字
絵の中に文字を入れず、名札は絵の外の行へ出す。添える書体も同じ枡目のビットマップにそろえ、斜体や飾りを持ち込まない。
構成
方眼を先に引き、その一マスを一ピクセルとして下絵を起こす。輪郭を閉じてから内側を決め、枠の縁には一マスぶんの余白を残す。
素材
色は黒と白の二つだけにする。中間の明るさが要るときは点を市松に間引いて作り、灰色そのものは持ち込まない。斜めの線は階段のまま残し、ならさない。
注意
灰色や中間色を足して階調を増やすと、二値でしか成立しない輪郭の強さが失われ、小さく置いたときに形そのものが読めなくなる。
関連研究
MoMA と SFMOMA が共同で収蔵した Kare の原画帳の記録 / 日用品で命令を言い換えるという発想が、どこまで説明なしに通じたか / 二値の市松で中間調を作る網点の使い分けと、その限界

関連項目

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