絣

Ikat / ancient– / 技法 / 染織の伝統

織る前の糸を括って染め分け、織り上がったときに模様が現れるよう計算する技法。糸のわずかなずれが輪郭を滲ませ、その揺らぎが絣の指紋になる。設計と偶然が同じ工程に同居する。

Ikat — パタン・パトラの経緯絣(インド・グジャラート、インドネシア向け交易布) — Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0 · © Jainamishra
パタン・パトラの経緯絣(インド・グジャラート、インドネシア向け交易布) — Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0 · CC BY-SA 4.0 · © Jainamishra
Ikat — 儀礼用絣布「カイン・エンデック」バリ島ブレレン 19世紀後半 — Wikimedia Commons / Public domain
儀礼用絣布「カイン・エンデック」バリ島ブレレン 19世紀後半 — Wikimedia Commons / Public domain
Ikat — 千鳥文の絵絣 20世紀初頭の着物より — Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0 · © Chris Hazzard
千鳥文の絵絣 20世紀初頭の着物より — Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0 · CC BY-SA 3.0 · © Chris Hazzard

ひと目で判断

見た目の特徴

  • 輪郭が滲む模様の縁
  • 経糸と緯糸の染め分け
  • 計算された色の位置
  • 織りのずれによる揺らぎ

向いている用途

  • 模様の輪郭を、意図的に不明瞭にする
  • 織りの工程そのものを図案の条件にする

このスタイルを使う

短い指針を制作へ持ち込むか、構造化された仕様をAIへ渡せます。

詳しい作り方と出典制作ルール、実在作例、比較、研究、引用形式

辞書情報

文字
滲みに負けない、単純で大きい字形を使う
構成
繰り返しの単位を織り幅から逆算して決める
素材
糸の段階で染め分け、ずれを消さずに織る
注意
プリントで滲みを模しても糸の履歴は出ない。工程の順序が模様の意味である。
関連研究
経絣・緯絣・経緯絣の違い / インドネシア・中央アジア・日本の系統 / 銘仙における近代化

関連項目

取り違えられやすい

染織の伝統をさらに見る

同じ「染織の伝統」から、共通する印象が多い順に次の項目を選んだ。

染織の伝統の全項目を見る

この項目を引用する

辞典はリンクされるためにある。書いている場所に合う形をそのまま持っていってよい。

Link
https://indexstyle.org/ja/styles/ikat
Markdown
[絣(Ikat) — デザインスタイル辞典](https://indexstyle.org/ja/styles/ikat)
HTML
<a href="https://indexstyle.org/ja/styles/ikat">絣(Ikat) — デザインスタイル辞典</a>

一覧内の位置へ戻る