Webtoon (Vertical-Scroll Comics)

ウェブトゥーン(縦スクロール漫画) / 2003– / レイアウト / ウェブの読み物

韓国のポータルで育った、縦一列にだけ流れる漫画の版面。コマ間の空白そのものが表現になり、その長さが経過した時間や場面の変わり目を示し、背景色や降る雨、コマから出した台詞まで担う。読者は先を覗けず、スクロールした分だけ時間が進む。

コマが縦一列にだけ並び、横に目を動かす先がない / コマ間の空白がコマより長く取られ、そこに背景色や降る雨、台詞が置かれる / 幅に対して八倍ほど縦に長い一枚のコマが現れ、何度もスクロールしないと全体が見えない / はじめから全編フルカラーで、画面幅に合わせた一定の横幅で描かれる

縦一列に流れる第2世代ウェブトゥーンの画面 2014年 — Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0チョ・ソク《心の声》2006年 — Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

辞書情報

向いている用途
縦スクロールで読む物語を作るとき、ページ割りではなく空白の長さで間を設計したいとき。落下や潜水のように、読む時間そのものを引き延ばしたい場面を組むとき
文字
台詞をコマの中に閉じ込めず、空白へ出してよい。語りと台詞を別の場所に置くと、語り手と登場人物を切り離せる。
構成
横幅を固定し、縦にだけ伸ばす。長い間には長い空白、緊迫には短い空白の連続を割り当て、区切りの単位をページではなく空白の高さに置く。
素材
全編フルカラーを前提に、空白の背景色で一話の調子を決める。雨や落下のように繰り返す図像を空白へ流し込み、コマとの境目を溶かす。
注意
紙のページ割りをそのまま縦に積むと、空白が意味を持たない単なる隙間に戻り、この様式の中心にある間の設計が働かなくなる。
関連研究
コマ間の空白が時間の長さや場面転換をどう担うかという議論 / 縦に極端に長いコマが、読む時間と語られる時間を重ねる仕組み / 日本や米国のウェブ漫画が紙の版面を保ったのに対し韓国だけ離れた経緯

関連項目

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[ウェブトゥーン(縦スクロール漫画)(Webtoon (Vertical-Scroll Comics)) — デザインスタイル辞典](https://indexstyle.org/ja/styles/webtoon-vertical-scroll)
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