インフィニット・キャンバス
Infinite Canvas / 2000– / レイアウト / ウェブの読み物
Scott McCloud が2000年の『Reinventing Comics』で名付けたウェブ漫画の版面。画面をページではなく窓と見立て、どこまでも伸びる一枚の面にコマを置く。空間で時間を測る媒体なので、コマの間隔がそのまま話の速さになる。

ひと目で判断
見た目の特徴
- 紙の判型に収まらない縦長や横長の面に、ページの切れ目がひとつも無い
- コマの間隔が広がるところで話が遅くなり、詰まるところで速くなる
- 階段状や螺旋状に落ちていくコマ列など、ページの中では成立しない並び
- 1コマの大きさが隣のコマの何十倍にもなる、判型に縛られない振れ幅
向いている用途
- 縦に読ませる漫画を、ページ送りではなく1本の面として設計するとき
- 長い解説を、間の取り方そのもので読む速さを操りながら見せたいとき
このスタイルを使う
短い指針を制作へ持ち込むか、構造化された仕様をAIへ渡せます。
詳しい作り方と出典制作ルール、実在作例、比較、研究、引用形式
辞書情報
- 文字
- 台詞も地の文もコマの中に置き、画面外の注釈へ逃がさない。書体は1族で通し、声の大きさは文字の大きさで出す。
- 構成
- ページの境目を作らず、話の切れ目だけで区切る。コマの距離で時間を伸縮させ、静かな場面ほど間を大きく空ける。
- 素材
- 背景をコマの外まで連続させ、面そのものを1枚の絵として描く。読者が今どこにいるかは地の色や模様の変化で伝える。
- 注意
- 無限に伸ばせるからと縦にも横にも広げると、読者が読む順路を見失う。伸ばす方向はまず1つに決めて、分岐は骨格ができてから足す。
- 関連研究
- McCloud 本人のサイトに残る infinite canvas の解説と実験作 / 『Reinventing Comics』(2000) の該当章 / 縦スクロール前提の漫画がコマ間の距離をどう使っているか
関連項目
- 黄金期・銀の時代のアメコミ(Golden and Silver Age Comic Book Style)共通する印象:遊び。インフィニット・キャンバスと黄金期・銀の時代のアメコミの違いを見る
- 漫画の描き文字(Manga Lettering)共通する印象:遊び。インフィニット・キャンバスと漫画の描き文字の違いを見る
取り違えられやすい
ウェブの読み物をさらに見る
同じ「ウェブの読み物」から、共通する印象が多い順に次の項目を選んだ。
- シングルサービング・サイト(Single-Serving Site)共通する印象:遊び / 反骨。
- エクスプローラブル・エクスプラネーション(Explorable Explanations)共通する印象:遊び。
- スクロールテリング(Scrollytelling)
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- [インフィニット・キャンバス(Infinite Canvas) — デザインスタイル辞典](https://indexstyle.org/ja/styles/infinite-canvas)
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