インフィニット・キャンバス

Infinite Canvas / 2000– / レイアウト / ウェブの読み物

Scott McCloud が2000年の『Reinventing Comics』で名付けたウェブ漫画の版面。画面をページではなく窓と見立て、どこまでも伸びる一枚の面にコマを置く。空間で時間を測る媒体なので、コマの間隔がそのまま話の速さになる。

Infinite Canvas — Scott McCloud《The Right Number》2003年 — Wikimedia Commons / Public domain
Scott McCloud《The Right Number》2003年 — Wikimedia Commons / Public domain

ひと目で判断

見た目の特徴

  • 紙の判型に収まらない縦長や横長の面に、ページの切れ目がひとつも無い
  • コマの間隔が広がるところで話が遅くなり、詰まるところで速くなる
  • 階段状や螺旋状に落ちていくコマ列など、ページの中では成立しない並び
  • 1コマの大きさが隣のコマの何十倍にもなる、判型に縛られない振れ幅

向いている用途

  • 縦に読ませる漫画を、ページ送りではなく1本の面として設計するとき
  • 長い解説を、間の取り方そのもので読む速さを操りながら見せたいとき

このスタイルを使う

短い指針を制作へ持ち込むか、構造化された仕様をAIへ渡せます。

詳しい作り方と出典制作ルール、実在作例、比較、研究、引用形式

辞書情報

文字
台詞も地の文もコマの中に置き、画面外の注釈へ逃がさない。書体は1族で通し、声の大きさは文字の大きさで出す。
構成
ページの境目を作らず、話の切れ目だけで区切る。コマの距離で時間を伸縮させ、静かな場面ほど間を大きく空ける。
素材
背景をコマの外まで連続させ、面そのものを1枚の絵として描く。読者が今どこにいるかは地の色や模様の変化で伝える。
注意
無限に伸ばせるからと縦にも横にも広げると、読者が読む順路を見失う。伸ばす方向はまず1つに決めて、分岐は骨格ができてから足す。
関連研究
McCloud 本人のサイトに残る infinite canvas の解説と実験作 / 『Reinventing Comics』(2000) の該当章 / 縦スクロール前提の漫画がコマ間の距離をどう使っているか

関連項目

取り違えられやすい

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[インフィニット・キャンバス(Infinite Canvas) — デザインスタイル辞典](https://indexstyle.org/ja/styles/infinite-canvas)
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