Venetian Glass
ヴェネツィアン・グラス / 13th century– / スタイル / 器と工芸の技
ヴェネツィアのムラーノ島で作られたガラスと、その素材が決めた形の総称。ソーダ灰のガラスは軽くよく伸びるので、彫るのではなく熱いうちに引き、捻り、貼って形をつくる。乳白のラッティモや網目のフィリグラーナを練り込み、仕上げは金彩とエナメルの絵付けで乗せる。
器の壁が薄く、脚や把手が引き伸ばした細い線として付く / 乳白の不透明ガラスの糸が透明な地に練り込まれ、網目や縞になる / 切子のような彫りがほとんど無く、装飾は金彩とエナメルの絵付けで乗っている / 断面に模様を持つ棒を輪切りにして並べた小さな円が、面の中に散る
辞書情報
- 向いている用途
- 透明な地の中に白い線が走る質感を、ガラス什器や瓶のパッケージで再現したいとき。削って作るのではなく伸ばして作る形の柔らかさを、製品の造形や3D表現に持ち込みたいとき
- 文字
- 文字は金彩の細い筆線として器の縁に沿って回す。彫り込んだ文字にはしない。
- 構成
- 軸対称の器形を保ったまま、脚と縁だけを引き伸ばして左右に張り出させる。装飾は面ではなく帯として回す。
- 素材
- 軽く伸びるガラスを前提に薄く成形する。透明な地に乳白の糸を練り込み、表面は金と不透明なエナメルで仕上げる。
- 注意
- 鉛ガラスの重い切子の感覚で厚みと彫りを足すと、伸ばして作った形である理由が消える。
- 関連研究
- ソーダ灰のガラスと鉛ガラスで、加工できる温度の幅がどう違うか / ラッティモ、フィリグラーナ、ミッレフィオーリがそれぞれ何を指すか / ムラーノの外で作られたアルターレのガラスやファソン・ド・ヴニーズとの見分け方
関連項目
この項目を引用する
辞典はリンクされるためにある。書いている場所に合う形をそのまま持っていってよい。
- Link
- https://indexstyle.org/ja/styles/venetian-glass
- Markdown
- [ヴェネツィアン・グラス(Venetian Glass) — デザインスタイル辞典](https://indexstyle.org/ja/styles/venetian-glass)
- HTML
- <a href="https://indexstyle.org/ja/styles/venetian-glass">ヴェネツィアン・グラス(Venetian Glass) — デザインスタイル辞典</a>


