ストリップト・クラシシズム
Stripped Classicism / 1920s–1950s / スタイル / 近現代建築
古典建築から装飾だけを削ぎ落とし、比例・軸線・柱の律動だけを残した官庁・記念建築の様式。装飾がないのに古典として読めることが、権威を語る低コストな手段になった。ミニマルと威圧が同居する例として重要。


ひと目で判断
見た目の特徴
- 装飾を削いだ柱の律動
- 強い軸線と対称
- 石の平滑な面
- 巨大な開口部のない壁
向いている用途
- 庁舎や記念館の正面を、彫刻を足さず比例と対称だけで立たせたいとき
- 金融や法務のブランド表現で、要素を足さず永続性だけを語りたいとき
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辞書情報
- 文字
- ローマン体の大文字を壁面に彫り込み、字間を広く取って軸上に一度だけ置く
- 構成
- 入口を中心軸に置き、柱を等間隔に並べ、壁とコーニスは切れ目なく左右対称に通す
- 素材
- 石灰岩か花崗岩の切石を平滑に磨き、目地は壁が一枚の面に見える細さにする
- 注意
- 装飾を抜いた分を大きさで補うと比例の調整が残らず、静けさが威圧に変わる。左右対称と無地の壁は、意図と関係なく権威を主張する。
- 関連研究
- 両大戦間の官庁建築 / 権威表現としての比例 / 戦後の評価の変転
関連項目
- イタリア合理主義(Italian Rationalism)同じ「近現代建築」の系統。ストリップト・クラシシズムとイタリア合理主義の違いを見る
- アール・デコ(Art Deco)共通する印象:高級。ストリップト・クラシシズムとアール・デコの違いを見る
取り違えられやすい
近現代建築をさらに見る
同じ「近現代建築」から、共通する印象が多い順に次の項目を選んだ。
- インターナショナル・スタイル(International Style)共通する印象:信頼 / 静けさ。
- トロピカル・モダニズム(Tropical Modernism)共通する印象:信頼 / 静けさ。
- 有機的建築(Organic Architecture)共通する印象:静けさ / 高級。
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- [ストリップト・クラシシズム(Stripped Classicism) — デザインスタイル辞典](https://indexstyle.org/ja/styles/stripped-classicism)
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