ストリップト・クラシシズム

Stripped Classicism / 1920s–1950s / スタイル / 近現代建築

古典建築から装飾だけを削ぎ落とし、比例・軸線・柱の律動だけを残した官庁・記念建築の様式。装飾がないのに古典として読めることが、権威を語る低コストな手段になった。ミニマルと威圧が同居する例として重要。

Stripped Classicism — ワシントンD.C. フェデラル・トライアングルの官庁群 — Wikimedia Commons / CC BY 2.0 · © User:Ancheta Wis
ワシントンD.C. フェデラル・トライアングルの官庁群 — Wikimedia Commons / CC BY 2.0 · CC BY 2.0 · © User:Ancheta Wis
Stripped Classicism — パラッツォ・デッラ・チヴィルタ・イタリアーナ(ローマ EUR) — Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0 · © Alberti1492
パラッツォ・デッラ・チヴィルタ・イタリアーナ(ローマ EUR) — Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0 · CC BY-SA 4.0 · © Alberti1492

ひと目で判断

見た目の特徴

  • 装飾を削いだ柱の律動
  • 強い軸線と対称
  • 石の平滑な面
  • 巨大な開口部のない壁

向いている用途

  • 庁舎や記念館の正面を、彫刻を足さず比例と対称だけで立たせたいとき
  • 金融や法務のブランド表現で、要素を足さず永続性だけを語りたいとき

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辞書情報

文字
ローマン体の大文字を壁面に彫り込み、字間を広く取って軸上に一度だけ置く
構成
入口を中心軸に置き、柱を等間隔に並べ、壁とコーニスは切れ目なく左右対称に通す
素材
石灰岩か花崗岩の切石を平滑に磨き、目地は壁が一枚の面に見える細さにする
注意
装飾を抜いた分を大きさで補うと比例の調整が残らず、静けさが威圧に変わる。左右対称と無地の壁は、意図と関係なく権威を主張する。
関連研究
両大戦間の官庁建築 / 権威表現としての比例 / 戦後の評価の変転

関連項目

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