イタリック

Italic / 1501– / スタイル / 書体分類

人文主義者の筆記体を活字化した傾いた文字で、省スペースの小型本を可能にし、のちに本文と別の声を担う役割へ移った。

Italic — アルド版ウェルギリウス 1501 — Wikimedia Commons / CC0
アルド版ウェルギリウス 1501 — Wikimedia Commons / CC0 · CC0
Italic — アリギ『ラ・オペリーナ』1522 — Wikimedia Commons / Public domain
アリギ『ラ・オペリーナ』1522 — Wikimedia Commons / Public domain
Italic — ロベール・グランジョンのアセンドニカ・イタリック 1611年刊『Caroli Clusii Atrebatis curae posteriores』 — Wikimedia Commons / Public domain
ロベール・グランジョンのアセンドニカ・イタリック 1611年刊『Caroli Clusii Atrebatis curae posteriores』 — Wikimedia Commons / Public domain

ひと目で判断

見た目の特徴

  • 右への傾き
  • 筆記由来の連続感
  • 狭い字幅
  • ローマン体との対比

向いている用途

  • 書名、学名、引用など、本文の中で声を変えたい語の指定
  • 頁数を抑えたい携帯版や、狭い欄に長い文を収める版面

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辞書情報

文字
同じ設計思想のローマン体と対にし、傾きだけの偽斜体を使わない
構成
単独で通しても組めるが、地の文と混ぜる時は語単位で切り替える
素材
字面が狭いぶん、行間と紙の白を多めに残して圧を逃がす
注意
単なる斜体ではない。傾けた偽斜体と独立した設計を持つ真のイタリックを区別し、段落全体を斜体にしてローマン体との対比を壊さない。
関連研究
Aldus Manutius / Francesco Griffo / カンチェレスカ書体

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