クロワゾニスム

Cloisonnism / 1888–1895 / スタイル / 世紀末芸術

七宝の仕切り線から名を得た、太い輪郭線で囲った平坦な色面による描法。浮世絵とステンドグラスの見方を油彩へ持ち込み、陰影による立体を捨てて記憶の中の色を置く。ポスターの平面性を準備した技法。

Cloisonnism — Paul Gauguin《説教のあとの幻影》1888 — Wikimedia Commons / Public domain
Paul Gauguin《説教のあとの幻影》1888 — Wikimedia Commons / Public domain
Cloisonnism — Émile Bernard《ポン=タヴェンのりんご摘み》1888 — Wikimedia Commons / Public domain
Émile Bernard《ポン=タヴェンのりんご摘み》1888 — Wikimedia Commons / Public domain
Cloisonnism — Émile Bernard《牧場のブルターニュの女たち》1888 — Wikimedia Commons / Public domain
Émile Bernard《牧場のブルターニュの女たち》1888 — Wikimedia Commons / Public domain

ひと目で判断

見た目の特徴

  • 太く暗い輪郭線
  • 陰影のない平坦な色面
  • 装飾的に単純化された形
  • 記憶の色による彩色

向いている用途

  • ステンドグラスや陶板のように、面ごとに色を分けて作るとき
  • 写生ではなく記憶の風景を、単純な形と色で描き起こすとき

このスタイルを使う

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辞書情報

文字
文字は色面の外に置き、輪郭と同じ太さの黒で、手書きか角ばった書体にする
構成
画面を数個の大きな色面に隙間なく分け、境界を太い線で仕切る
素材
陰影も階調も作らず、記憶にある色を暗い輪郭の内側へ平らに置く
注意
太い輪郭を後から足すだけでは色面の分割が生まれず、線で囲った普通の絵になる。色面の内側に陰影や奥行きを戻せば、七宝のような平面性も壊れる。
関連研究
ベルナールとアンクタンの実験 / ジャポニスムの受容 / サンテティスム(総合主義)との関係

関連項目

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