Chippendale
チッペンデール / 1750s–1760s / スタイル / 家具とインテリア
1750年代から1760年代の英国家具の様式。家具師トマス・チッペンデールの図案に基づいて各地の工房が作ったため、個人名がそのまま様式の名になった。骨格はロココのままで、透かし彫りと装飾彫りを背もたれや脚に集中させる。
背もたれが板ではなく透かし彫りで抜かれ、向こう側が見える / 縁と脚に彫りの装飾が集まり、平らなままの面が残らない / ロココ由来の曲線が脚と笠木を通り、角が直線で切れない / 彫りが表面に貼った飾りではなく、材の厚みから削り出されている
辞書情報
- 向いている用途
- 英国式の応接や書斎を再現する内装で、椅子の背をどう抜くか決めるとき。彫りの密度が高い家具を発注する際に、ロココとの違いを職人に説明したいとき
- 文字
- 家具に文字は載らない。図面や札に添えるなら、18世紀英国の版刻に近い細いローマン体を小さく組む。
- 構成
- 正面の輪郭を左右対称に保ち、背もたれの抜きに視線を集める。脚と笠木の曲線を一本の流れとしてつなぐ。
- 素材
- 木を削り出して抜きと彫りを作る。飾りを貼らず、材の厚みの中で立体を出す。仕上げは木目が読める塗りにとどめる。
- 注意
- 彫りを全面に均一に散らすと、抜きと彫りを一点に集めて他を無地で持たせる釣り合いが崩れ、装飾だけが騒がしくなる。
- 関連研究
- 透かし彫りの抜きの形が作例ごとにどこまで変わるか / ロココの曲線がどこまで残り、どこから彫りに置き換わるか / Director Style という別名で呼ばれる作例がどの範囲を指すか
関連項目
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- [チッペンデール(Chippendale) — デザインスタイル辞典](https://indexstyle.org/ja/styles/chippendale-style)
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