青花(中国の染付)
Chinese Blue-and-White Porcelain / 14th century– / スタイル / 陶磁の様式
白い磁胎に酸化コバルトを筆で置き、透明釉をかけて焼き上げる釉下彩の体系。江西の景徳鎮が元代に磁土へカオリンを加え、焼成を改めたことで成立した。色をひとつに絞ったぶん、濃淡と白抜きだけで絵の階調をつくる。


ひと目で判断
見た目の特徴
- 白磁の地に青一色。ほかの色が一切入らない
- 濃い青で輪郭を引き、その内側を薄い青の刷きで埋めて墨絵のような段階をつくる
- 青を密に塗り込んだ地に、素地の白をそのまま残して文様を抜く
- 絵が釉の下にあるため、筆跡に段差がなく面が平滑に光る
向いている用途
- 一色刷りの図版で階調を出したいとき、輪郭の線と面の刷きを二段階に分けて設計する
- 白を背景ではなく図として使いたいとき、地を塗り込んで文字や形のほうを抜く版を組む
このスタイルを使う
短い指針を制作へ持ち込むか、構造化された仕様をAIへ渡せます。
詳しい作り方と出典制作ルール、実在作例、比較、研究、引用形式
辞書情報
- 文字
- 銘や添え書きは絵付けと同じ青、同じ筆致で入れる。活字のような均一な線に置き換えない。
- 構成
- 器の曲面を口縁・胴・高台の帯に分け、帯ごとに文様の密度を変える。胴の主文様のまわりには白を大きく残す。
- 素材
- 白い素地に酸化コバルト一種だけ。濃い線と薄い刷きの二段階を作り、青で伏せた地には白抜きで文様を起こす。すべて透明釉の下に置いて焼く。
- 注意
- 青をひとつの平らな色として塗り、濃淡の段階を作らないと、筆の跡が消えて印刷の平網のように見える。
- 関連研究
- 元代の作例と康熙期の作例を並べ、薄い刷きが何段階に分かれているか数える / 中東向けの大皿とヨーロッパ向けの輸出磁器で、余白の量と文様の詰まり方がどう変わるか比べる / 同じ青一色でも delftware と iznik では地の白さと線の太さがどう違うか確かめる
関連項目
- デルフト焼(Delftware)同じ「陶磁の様式」の系統。青花(中国の染付)とデルフト焼の違いを見る
- イズニク陶器(Iznik Pottery)同じ「陶磁の様式」の系統。青花(中国の染付)とイズニク陶器の違いを見る
取り違えられやすい
陶磁の様式をさらに見る
同じ「陶磁の様式」から、共通する印象が多い順に次の項目を選んだ。
- ブラン・ド・シーヌ(徳化白磁)(Blanc de Chine)共通する印象:静けさ / 高級 / 技術。
- 高麗青磁(Goryeo Celadon)共通する印象:静けさ / 高級 / 技術。
- 柿右衛門様式(Kakiemon)共通する印象:高級 / 静けさ / 技術。
この項目を引用する
辞典はリンクされるためにある。書いている場所に合う形をそのまま持っていってよい。
- Link
- https://indexstyle.org/ja/styles/chinese-blue-and-white
- Markdown
- [青花(中国の染付)(Chinese Blue-and-White Porcelain) — デザインスタイル辞典](https://indexstyle.org/ja/styles/chinese-blue-and-white)
- HTML
- <a href="https://indexstyle.org/ja/styles/chinese-blue-and-white">青花(中国の染付)(Chinese Blue-and-White Porcelain) — デザインスタイル辞典</a>