墨流し

Suminagashi / 12th century– / 技法 / 紙の装飾

水面に落とした墨が広がる同心円を、息や筆で乱してから紙へ写し取る技法。一枚ごとに現れる流れは再現できず、平安の料紙装飾から現代の装丁まで、偶然を意図的に招き入れる方法として続いている。

Suminagashi — 西本願寺本三十六人家集『貫之集』上巻 墨流し料紙 12世紀初頭 — Wikimedia Commons / Public domain
西本願寺本三十六人家集『貫之集』上巻 墨流し料紙 12世紀初頭 — Wikimedia Commons / Public domain
Suminagashi — 『新古今和歌集』墨流し料紙の書 13世紀 — Wikimedia Commons / Public domain
『新古今和歌集』墨流し料紙の書 13世紀 — Wikimedia Commons / Public domain
Suminagashi — 日本の色紙・墨流し(フランツ・バルチュ紙コレクション、ドイツ国立図書館) — Wikimedia Commons / CC0
日本の色紙・墨流し(フランツ・バルチュ紙コレクション、ドイツ国立図書館) — Wikimedia Commons / CC0 · CC0

ひと目で判断

見た目の特徴

  • 同心円が乱れた流線
  • 墨の濃淡による層
  • 一枚ごとに異なる紋様
  • 水面の張力が残る縁

向いている用途

  • 同じ紙が二枚とない地をつくる
  • 静けさと偶然を同時に扱う面をつくる

このスタイルを使う

短い指針を制作へ持ち込むか、構造化された仕様をAIへ渡せます。

詳しい作り方と出典制作ルール、実在作例、比較、研究、引用形式

辞書情報

文字
文字は流れを避けて置き、地と競わせない
構成
流線の向きを決め、紙の縦横に対して斜めに走らせる
素材
水面に墨と界面活性剤を交互に落とし、息で乱す
注意
完全に制御しようとすると死んだ模様になる。偶然を残す範囲を先に決める。
関連研究
平安期の料紙装飾 / 西洋マーブリングとの技法差 / 現代の装丁における使用

関連項目

取り違えられやすい

この項目を引用する

辞典はリンクされるためにある。書いている場所に合う形をそのまま持っていってよい。

Link
https://indexstyle.org/ja/styles/suminagashi
Markdown
[墨流し(Suminagashi) — デザインスタイル辞典](https://indexstyle.org/ja/styles/suminagashi)
HTML
<a href="https://indexstyle.org/ja/styles/suminagashi">墨流し(Suminagashi) — デザインスタイル辞典</a>

一覧内の位置へ戻る