スタジオ・ポタリー
Studio Pottery / 1920s– / スタイル / 陶磁の様式
工場ではなく個人の仕事場で、作り手ひとりが成形から施釉・焼成まで通す陶の様式。20世紀初めの工芸復興のなかで現れ、機械生産に与しないという立場が形と表面にそのまま出ている。1920年にコーンウォールのセント・アイヴスへ開かれた窯が中心になった。

ひと目で判断
見た目の特徴
- 轆轤で挽いた跡や、紐づくり・板づくりの継ぎ目を消さずに残す
- 高温の灰釉・青磁・天目。茶黒と鶯色が繰り返し現れる
- 銅赤や紫の釉が窯の中で流れ、器の面に予定されていない筋として残る
- 白釉の下に細い線を彫って色泥を埋め、縁と高台にだけ別の釉をかける
向いている用途
- 量産品の均質さから離して見せたいとき、成形の跡と釉の流れを残す仕上げを選ぶ
- 一点ものの器を売る画面で、同じ形が二つと揃わないことを写真の並べ方で示すとき
このスタイルを使う
短い指針を制作へ持ち込むか、構造化された仕様をAIへ渡せます。
詳しい作り方と出典制作ルール、実在作例、比較、研究、引用形式
辞書情報
- 文字
- 添える文字は細く小さく、器の名と作り手の名だけ。装飾的な書体を使わない。
- 構成
- 一点を大きく置いて周囲を空ける。整列させず、器ごとの高さと傾きの違いをそのまま残す。
- 素材
- 高温の炻器・磁器・楽焼。灰釉、青磁、天目、流れた銅赤。釉は厚くかけ、素地の粗さを透かす。
- 注意
- 手の跡だけを真似て歪みを足すと、高温焼成と釉のふるまいという中身が抜け落ち、形の不揃いな量産品になる。
- 関連研究
- 1940年刊の A Potter's Book で、リーチが焼成と釉について何を規範として書いたか読む / セント・アイヴスに築かれたヨーロッパ初のアジア式登り窯が、斜面と多室でどう働くか調べる / ルーシー・リーとハンス・コパーの器を並べ、同じ工房から出た二つの形の違いを見る
関連項目
- 民藝(Mingei)共通する印象:静けさ / 親密。スタジオ・ポタリーと民藝の違いを見る
- アーツ・アンド・クラフツ(Arts and Crafts)共通する印象:親密。スタジオ・ポタリーとアーツ・アンド・クラフツの違いを見る
取り違えられやすい
陶磁の様式をさらに見る
同じ「陶磁の様式」から、共通する印象が多い順に次の項目を選んだ。
- 粉青沙器(Buncheong)共通する印象:静けさ / 親密。
- 織部(Oribe Ware)共通する印象:静けさ / 親密。
- 楽焼(Raku Ware)共通する印象:静けさ / 親密。
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- https://indexstyle.org/ja/styles/studio-pottery
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- [スタジオ・ポタリー(Studio Pottery) — デザインスタイル辞典](https://indexstyle.org/ja/styles/studio-pottery)
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