クラフツマン様式
Craftsman Style / 1870s–1920s / スタイル / 家具とインテリア
1870年ごろから1925年ごろまでアメリカで広まった建築と室内と工芸の様式。歴史様式の引用をやめて簡素さを選ぶ点で英国のアーツ・アンド・クラフツを継ぐが、担い手は社会改良家や教育者や女性団体にまで広がった。バンガローのような小さな住宅に、材料をそのまま見せる形で現れる。


ひと目で判断
見た目の特徴
- 梁や持ち送りといった構造の部材が塞がれず、そのまま見えている
- 柱頭や渦巻きなど、歴史様式から借りた装飾の部品が無い
- 大邸宅ではなくバンガローのような小さな住宅の規模で成立している
- 木や石が塗り潰されず、素材そのものの色と木目で面が構成される
向いている用途
- 住宅や店舗の内装で、装飾を足さずに構造材の見え方だけで質を出したいとき
- 手仕事を掲げるブランドの様式的な裏づけを、英国ではなくアメリカの系譜に置きたいとき
このスタイルを使う
短い指針を制作へ持ち込むか、構造化された仕様をAIへ渡せます。
詳しい作り方と出典制作ルール、実在作例、比較、研究、引用形式
辞書情報
- 文字
- 見出しは太い縦線の目立つ書体を大きさを抑えて置く。飾り罫や飾り文字は使わない。
- 構成
- 水平線を強く取り、要素を低く広く並べる。左右対称に頼らず、部材の並び方で秩序をつくる。
- 素材
- 木と石とタイルを塗り潰さずに使い、接合部を隠さない。色は素材そのものの色に寄せ、彩度を上げない。
- 注意
- 簡素さを演出として飾り立てると、歴史様式を捨てたはずが別の様式の引用に置き換わるだけになる。
- 関連研究
- ラスキンとモリスの主張がアメリカでどう読み替えられたか / バンガローという住宅の形式がどこから来たか / 英国のアーツ・アンド・クラフツと時期と地域がどれだけずれるか
関連項目
- アーツ・アンド・クラフツ(Arts and Crafts)共通する印象:懐かしさ。クラフツマン様式とアーツ・アンド・クラフツの違いを見る
- プレーリー・スクール(Prairie School)共通する印象:静けさ / 信頼。クラフツマン様式とプレーリー・スクールの違いを見る
取り違えられやすい
家具とインテリアをさらに見る
同じ「家具とインテリア」から、共通する印象が多い順に次の項目を選んだ。
- シェーカー・デザイン(Shaker Design)共通する印象:静けさ / 信頼。
- ビーダーマイヤー(Biedermeier)共通する印象:静けさ / 信頼。
- エコ・ベージュ(Eco-Beige)共通する印象:静けさ / 信頼。
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- [クラフツマン様式(Craftsman Style) — デザインスタイル辞典](https://indexstyle.org/ja/styles/craftsman-style)
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