遊戯とゲームの意匠

手に持って何度も使う小さな絵の集まりで、図柄が遊びの規則と一体になっている。一目で見分けられることが設計の条件になる。

辞書情報

  1. トランプの意匠 15th century– / スタイル

    上下対称のコートカード、スートの記号学、裏面の地紋。数百年の使用で磨かれた52枚の設計である。摩耗と識別の要求が生んだ完成度は、UIデザインの先史でもある。

  2. タロットの図像 15th century– / スタイル

    ヴィスコンティ家の金地カードからマルセイユ版の木版、ウェイト=スミス版の物語画まで、寓意を78枚に体系化した図像言語。世界の読み替えを誘う開かれた記号性が、現代のデザイナーを惹きつけ続ける。

  3. 花札 18th century– / スタイル

    12ヶ月の花鳥風月を48枚に圧縮した日本のカード。黒地に平面色の大胆な図案化は、禁令をくぐる変形の歴史が生んだ意匠で、任天堂の出発点でもある。

  4. 絵双六 Edo period– / レイアウト

    一枚の紙面をマス目の物語に分割する日本の盤上絵。出世や名所めぐりを渦巻き状の進行に組み込む構成は、すごろく紙面そのものが情報デザインとゲームUIの先祖であることを示す。

  5. ADV/NVL(ノベルゲームの文字組み) 1990s– / レイアウト

    ノベルゲームの文字組みには名の付いた型が二つあり、ADVは台詞と地の文を一行ずつ画面下部のウィンドウに出す。NVLは画面全体を占めるウィンドウに複数行を積み、区切りごとに頁を改める。制作環境Ren'Pyの公式文書が、この対として両者を定義している。

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