日本の木版画

同じ木版の技術のうえで、誰が作者かという問いに三通りの答えを出している。分業の体制、版元主導の復興、一人で全工程を担う道。

辞書情報

  1. 浮世絵 17th–19th century / スタイル

    輪郭・平らな色面・大胆なトリミングで、日常や風景の一瞬を強い構図へ定着する。

  2. 新版画 1915–1960s / スタイル

    版元・渡邊庄三郎が主導した木版画の復興運動。浮世絵の彫摺分業に西洋的な光と空気遠近を取り込み、巴水の夜景や雨景が「詩情ある日本」の像として海外で愛された。

  3. 創作版画 1904–1960s / スタイル

    絵師・彫師・摺師の分業を否定し、自画・自刻・自摺をひとりで担うと宣言した運動。技術的な完成度より作者の手つきを残すことを選び、同時代の新版画とは正反対の道を採った。

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