博物図譜

分類のために描かれるので、影を抑えて特徴を残らず見せる約束が働いている。美しさは目的ではなく、正確さの副産物として現れる。

辞書情報

  1. ボタニカルアート 16th century– / スタイル

    同定に足る科学的精密と装飾的な美を両立させる植物図譜の伝統。ルドゥーテのバラに代表される点刻彫版と手彩色が、「正確さそのものの優美」という様式を確立した。

  2. 博物図譜 18th–19th century / スタイル

    未知の生物を分類と驚異の両方で見せた博物学の図版の総称で、対象を植物に絞った植物図譜はその一分野にあたる。ヘッケル『生物の驚異的な形』の対称構成は、科学図譜がアール・ヌーヴォーの形態言語へ流れ込む結節点になった。

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